acid android live 2010
#9 YOKOHAMA BLITZ 2010.10.01 sat ライブ直後の第一声ブログ記事を表示

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今回のレポの内容を結論から申し上げると
ユキヒロかっこええ…
これ一点です。断言。

異論は断固認めません(笑)。
惜しげもなく恥ずかしげもなく、開き直ってとことんユキヒロ礼賛なので、異論反論ある方はもう来なくていい…(苦笑)回れ右が懸命です。

以上を踏まえた上で、続きをドゾ。

音楽と人のイベント以来、約2年ぶりの横浜ブリッツ。
横浜駅からは歩いていくつもりで「道わかるかなー。ブリッツから駅は歩いたことあるけど逆はないからなー」…とちょっぴり不安でしたが、羽田空港から横浜駅(YCAT)行きのバスが、ちょうどブリッツの真横を通過してくれたので、両者の位置関係がとてもよく把握できましたありがとう…。

さて、整理番号700番オーバーの本日。
私が中に入る時点で、会場前の広場にはもう100人も残ってなかったと思う。
先行チケット、トータルで800越えたのかしら?どうかしら?

建物に入る直前に初めて気づいた貼り紙。
福岡から販売予定だったPierceが(※だって英語表記で書いてあったんだもんそこだけ)、本日の納品に間に合ったから、終演後に販売します、って。
福岡から販売開始ってマフラータオルじゃなかったっけ?
ピアス、はなから購入予定にないから、あんまり販売開始時期とか気にしてなかったよ。

でも、横浜公演に間に合ってよかったね。
関東圏で売る機会が一度でもあれば、#13武道館のときにピアスつけてきたいなって人にはありがたいだろうし。
新刊が夏コミに間に合うかどうかって、大事だもんね(笑)。
夏コミに落として、インテックス大阪SCCからの販売じゃ、売り上げ全然違うもんね。
 …例えがいささか不適切な気もするがまあいい…。


チケット、当日券も売ってました。
…2月や5月の東京公演はソールドアウトしてたのにねぇ。
acidに対する渇望感がなくなるとこうなのか。
横浜(not東京だし。千葉方面からは遠く感じるのかも?)で平日だからなのか。
それとも、他にお金の使い道ができたせいですか(笑)。

この状況で2階席のチケットを出していたことが不思議かも。
2006年のAXみたいに2階席立ち入り禁止、“俺を見下ろすな”(笑)とかやらないんだ…(11月の武道館でそれやらないかな、とちょっぴり思っている…。武道館でオールアリーナ席。怖えぇ…)。

20人くらいいたかな?どうかな?>2階席。
後方の席にシートかけてあって、人がまばらな2階席は、ちょっぴり寂しげに見えた…。(余計なお世話?)
2階も出してたってことは、チケット売った枚数、キャパに対してそんなに少ないってわけでもなかったのかなー。


中に入れたのは18時20分ちょい前くらい。
フツーに前のほう開いてたね。やっぱりハコ大きいから?
こないだの新木場の禁断の扉くらいラク…とまでは行かないけど、acidライブとは思えないくらい余裕のスペース…でした。

でも、開演時間が近づくにつれて、後ろのほうどんどん埋まってったし。
…やっぱり首都圏で平日だから、シゴト終わってゆっくり来たひと、けっこういたのかなあ。
そういや、入場時に10番づつコールしてたけど、呼ばれるたびに動く人数、明らかに10人には足りてなかったしな。
開場前について、コールがかかってすぐに入場した人の割合は、かなり低かったのかもしれない。
これが地方だと、開場時間までに律儀に現地集合する人の割合が増えるとオモ…。

 置いといて(つ´∀`)つ

横浜ブリッツも、新木場スタジオコーストに劣らず、天井高い。
ステージも…、こんなに馬鹿広かったっけ?
袖、メンバー出てくるあたりがはるか奥に見える…。
遠い…。

開演前に私がスタンバってた場所は上手側だったんだけど、フロア側の位置としてはそんなに端っこってほどでもないのに、目の前に見えるのはアンツの立ち位置よりもさらに外側、Mac2台置かれてるあたりなんだよ…。
Mac使いがこんなにステージ側に出てこれるくらいスペースあるのか…。
狭いハコだと、フロアからは死角になるくらい端っこ、ステージ袖に置かれてるのにね。>Mac


余談だけど、開演待ちの間、すごく喉が渇いて、あードリンク引き換えしとくべきだったかなーとちょっぴり後悔。

開演時間10分くらい前からギターのチューニングが始まって、ドラムセットの横に、キャップを緩めたお水のペットボトルが3本ほど置かれたり。

で、スモークというか、ミストっぽいのがどこからともなくしゅわしゅわ漂い始めて視界が曇り始めて、喉が乾いていた私はこれでけっこう救われました。
よかった…。


そういえば気づいたんだけど、いつの間にか、acid のライブで「ゆっきー」って呼び方を聞かなくなったなあ。
みんな「ユキヒロ」って言ってるね。

いつごろからそうなってたんだろう…。
確実に2003年のツアーでは「ゆっきー」のが多かった…。
(てか、トモくんが水戸公演で「ゆっきー」って呼んだとき「acidでゆっきーって何ゴト?(笑)」って違和感を覚えた記憶がいまだに残ってる…)


たぶん、時間それほど遅れずに、暗転。
それまでけっこうスカスカしてたフロアが、暗転したと同時にやっぱり前のほうに密集…、わたしも、ナナメ左側に(せめてアンツ前くらいまでには行きたい…!)さくさくっと歩を進めてみた。
それでも、いつもに比べたらかなり余裕な空間。



ステージ下手側奥の暗がり(笑)からアンツ、ヤスオ、キシくんが出てきて
…この、開演間際に暗転してるときって、黒が赤っぽく見えるよね…。
なんか毎度、アンツもヤスオも、最初は衣装が赤く見えるんだよ。
(で、「赤!?」ってビックリするんだよ)


そして、ボスが最後に出て…出てきたんだが

明らかに、衣装が…

あんまり見たことない衣装だ…。

なんか赤い…、そして、やたらテラテラした光沢が(笑)

…え?どゆこと?
何を着てるの…?

…しかも丈…やけに長くね?

レインコートみたいに見えるお…

   (笑)

もう、とっさにかっこ悪い例えしか出てこない自分が、残念ったらない☆
(いや、でも、レインコートはまだマシな例えなのさ…。
 もっとかっこ悪い例えがいっぱい頭の中に浮かんでは打ち消したのさ…)


照明が明るくなったところで
あらためて確認してみた、本日のユキヒロさんの出で立ち。
 ↓
とても通気性が悪そうな真っ黒の光沢素材(エナメルっぽく見えたけどまさかそんな自殺行為な…)の長袖ロングブラウス。
袖、肘の上あたりまでたくさんボタンがついてるのが、イイ!(・∀・)ノ

序盤の何曲目かで、初めて腕のボタン列に気付いた。
たかすみさんの絵心スイッチが入ったですよ…(笑)。

手首のところはボタンとめてないから、左手首にじゃらじゃら付けてるブレスとか、右は…、リストバンドしてたっけ?
手首の骨が出っ張ってるとことか、肌もチラッと見える。
チラリズムは大事よね(笑)。

そうそう、いつもの手袋、してないのよねー。
手の甲から指先まで堪能できるので、鑑賞するにあたってはこのほうがありがたい。

…が、徹底的に肌を晒さない、隠せるところは可能な限り隠すってのも…それはそれでイイ…。

…結局どっちでもいいんかい(笑)。

襟も、なんか面白かったな。
パッと見フード付かと思ったくらい、首周り、とくにうなじのあたりに、これまた暑苦しげに布がまとわりつく感じ。

それから、ネクタイ。

暗転してるときからシルエットで見えてて
「ネクタイェェー!」
って即座に火がついたのなんの…。

この素材の、この丈のシャツにネクタイって、バランスとして不思議じゃね…?
もうフォーマルだか何だか(笑)。
ネクタイの素材はフツーだった気がする。
ネクタイ萌えさせるためだけにネクタイしめてみましたって言われたら、心の底から納得するわ(笑)。

下は、シャツと同素材っぽいスカート。膝上丈くらいの。
それに、これまたピッタリして脱ぎにくそうなパンツに、ブーツ。

とても暑そう…。

…アンツがよくこーゆー衣装着るよねぇ?みたいな感じ。

で、隣見たら、
…うん。衣装の系統が近い。

んじゃあ、ワタシ的に、今日のゆきひろさんはアンツコス(笑)にネクタイ付、って定義しとくわ。

…まあ、系統はかぶってても、シルエット的には全然違って見えるんだよね。
ユキヒロさんてば、なんでこう細くて薄いんだ。




序盤のセットリストはこんな感じ。
   ↓
 #1 i.w.o.m.f.p.p just an android
 #2 clockwork dance
 #3 gamble
 #4 balancing doll
 #5 useless action

立て続けに『13:day:dream』の曲ー!(嬉)
怒涛の5曲ぶっ続けに、かなりテンションあがった!
イントロ鳴るたびに、いちいち歓喜(笑)。
ありがとう、こんなステキなセットリストにしてくれて。

特に『gamble』『useless action』は、アルバム発売後にライブで聴いたの初めてだったから、鳴った瞬間の自分の打ちあがりっぷりが凄かった。
『gamble』って、CDで聴くと他の曲に比べて印象うすいなーとか思ってたんだけど(ごめんよ)、ライブだと危なげなくまとまって案外いい感じですね。ふつうに楽しい。
逆に『balancing doll』って、聴くのは楽しいんだが、ライブでノるのは個人的にビミョーに難しい(笑)。

『i.w.o.m.f.p.p just an android』の終わり方が好き。
ダメだもうホントにこのひと好きだ…(完敗)、ってなる。

『clockwork dance』で、…絵にしたらものすごくこっぱずかしくなるよーなカッコイイ決めポーズみたいのをされて、一瞬うわあってなった…。
一瞬でしかないので、流れで見る分には全然ふつうに見れるんだけど、あの瞬間にシャッターを切ってたら、えらくかっこつけたがりちっくなユキヒロさん(笑)になってると思われる。

こないだの新木場で、何故か気になった「fuck off!」の落としどころは、この日はすんなりと受けれた。
しかし、こんなスマートなFuckサインがあっていいものだろうか(笑)。

序盤5曲が終わるくらいには、目がしょっぱくなってました。
汗が目に入って痛いの。
この感覚も久しぶりだ。
acid ワンマン、7/10ぶりだもんね。約3ヶ月ぶり。


 #6 double dare
 #7 unsaid

これに『in loops』が絡んでくればワタシ的には鉄板。
もう『unsaid』が気持ちよすぎて、前後不覚になるレベルでトリップ状態…。

 #8 chill
 #9 circles
 #10 pause in end

ピアスに気づいたのは、ここらへん、中盤。
最初から、なーんか耳たぶの下でキラキラ光が乱反射するなぁ、っては思ってたけど。
最初は、イヤモニと、そのコードが反射してんのかと。
でも、あの形は…よくよく見たら今期のロゴではないですかい?

おお…販促か…。

でも、物がピアスなだけに、後ろの人わかんないよね?
さりげなさすぎて、もうどうしよう。
奥ゆかしいんだか、ちゃっかりしてんだか(笑)。

販促は置いといても、激しい動きにあわせて、大きすぎず小さすぎない繊細な光が耳元で煌めく(笑)様に、…煽られるったらない!

しかも両耳、ちゃんと両耳!

ゆらゆら揺れるピアスを、両側に付けてるユキヒロさん…。
萌えるわ…。

耳にそれつけた状態で、指先でさわって揺らす様とか、想像して弾け飛んだ。
(自家中毒乙w)


『pause in end』も、『unsaid』同様、あんまりステージ見てない。
もー、思いっきり音にダイブしてた感じ。
目ぇ閉じてたかも(笑)。
視覚からの情報ないほうが浸かりきれるのかな。
気が付いたら、…あ、今、なんも見てなかったや状態。


 #11 purification
 #12 hallucination

アルバム『purification』から、今年、セトリに入ったり入らなかったりの曲が2曲続けて来た。
『hallucination』って、なんか懐かしいな。いつ以来だ?
キシくん曲なんで、意図してキシくんに視線をうつしてみると、なんだか両足の踵をぴったりつけて立ってんの。兵隊さんみたく。
かたや、アンツが、スカートにシワひとつないくらい肩幅以上にガッと脚を開いて、真正面むいて弾いてるし。
キシくんは、やや俯き気味で、両足かちっと揃えてるし。
ギタリストの対比がおもしろい…。

あと、前半ドラムがない部分がある曲で(だから『purification』あたりだと思うの)、ヤスオがキリッと前を向いて静止してたのね。
おお…、なんて整ったカオの男前さんなんだ、ヤスオめ!(笑)


 #13 violator

途中、ひざまずいたよね?
…いや、単に膝を折っただけかな。

左足の膝と左手を床につけてー…、
ああああ…、その姿勢に
「すべてはメビウス様のために*
みたいな台詞をアテレコしたい!
 (※ユキヒロさんの使用方法を誤っている例)
よりにもよってこの曲でそーゆーことやられると…!
要らんスイッチが入るったらない。

姿勢を低くしたユキヒロさんがどんなんなってるのか見たくて、背伸び。
(あ、いつもなら背伸びがデフォルトだけど、この日、私の周りに背の小さい人が多かったから、けっこう、踵を床につけてた状態のが長かったの…。※ただし終盤は除く。)

背伸びして、あらためてステージ見回してみて、…思いのほか、ステージの床面が綺麗に見えるんだなー、みたいな。
横浜ブリッツって…、もしかして、ステージ低い…?
床面を蛇みたいにはってるマイクのケーブルがきっちり見えました。


マイクもったまま両腕を頭上にあげて、コードが高い位置から揺れる状態が、なんだか手首あたりをロープ状のもので拘束されてるみたいに見えて(※それは、たかすみさんの目と脳がおかしい/笑)、激しく萌えた…!

はっ、そうだ、ベルばらOPのオスカルみたいな!(爆)
 例えておきながら何だけどベルばらのOPちゃんと見たことない…

『violator』はさ…、
きっと、歌詞に“鎖”とかあるのがいけないんだと思うよ(笑/人のせいかよ)。



 #14 swallowtail

アルバム発売後、ライブ初聴きキター!
歌詞も意味もはっきりわかる日本語を目の前でユキヒロに歌われるというシチュエーション…。
くは…っ。

この日は結局やんなかった『defunct』も、残りのどっかでやってくんないかな…。
ライブで、改めて聴きたい曲です。
聴いたら戸惑うのかもしんないけどさ(笑)。


この曲に限ったことじゃなく、歌ってるときの表情が…
いつもこんな顔してたのかなあ…、みたいな表情を、この日はいっぱい見た気がします。
口を大きく開けて、苦しそうにも見えるし、笑ってるようにも見えるし、怒ってるようにも見えるし…。

例えていうなら、長時間パソコン起動しっぱなしにしてたら何か本体から変な音してきた…、なんだろう怖い…、一度、電源落とそうかな…、みたいな?

そんなに大きく口あけたら、かえって声が喉の奥に貼りついて出てこなくなっちゃいそうで怖いですよ。



 #15 新曲

戸惑う新曲(笑)。
願えば叶うとか想いのカケラを拾い集めるとか、そんな歌詞だったような。
全体的に、わりとこっぱずかしい歌詞なんじゃないかなー、という印象。
こりゃーミニアルバムが楽しみだ(笑)。


そして、若干長めのロード時間をへて、終盤戦へ。
(データのロード待ちなのか、ユキヒロの回復待ちなのか、両方なのか…)

…16曲目以下は、セットリストの記憶がほとんど残ってません。

『imagining noises』が18曲目で、『violent parade』が22曲目で最後だったのは確か…だと思うけど。

んで、『let's dance』は、わりと終盤の早い段階でかかったと思うんだ。
そのほか、『chaotic equal thing』『egotistic ideal』『daze』『ring the noise』は、どういう順番で並んでたのか、まるでわからん。

ユキヒロさんが最初にステージ前に出てきたのは、『let's dance』?だったような気がします…。
それまでは、ライブとしては比較的ラクなほうで圧力もそれほどじゃなくて、わりと余裕あったのですよ。(わたしがいたとこがそうだっただけかも?)
脳はやられまくってたけど、身体的には余裕あった。
しかし、前に出てきたユキヒロ引力によって、急激に増すフロア前方の密度。
そう、これが正しい(笑)。


『let's dance』で…だったかどうかわからん、
 …別の曲でだったような気もする。
サビの前?っぽい部分で、マイクを持った右手を前方に伸ばして、マイク横にした状態で持ってたのを、サビ直前に、手首から先だけで、一拍を下で刻んで、次の一拍で中指をぴって上げたのよ。
ああ、文字で説明しづらいったらない!
でも、あの瞬殺っぷりは凄まじかったんだよう!
…ほんとに参りました。


imaginingでだったかな…。
客が掛け声かけるタイミング、手先で煽ってた。
なんという神のお導き(笑)。

『imagining noises』は、セットリスト後半に入ってくるのがずいぶん久しぶりだけど、
客のノリ方が、前とビミョーに違ってきてるような…?
間奏の掛け声かかるとこ、
うわータイミング合わねぇぇー…。(´д`)
まるで初めてライブで聴いた曲であるかのよーなバラバラっぷり(笑)。

てか、『imagining noises』のノリが、あんまりよくなかったような気がするのよねぇ、この日。
後半にこの曲なら、もっとキてもいいはずじゃない?みたいな。
…もしかして皆もうけっこう疲れてたのか?(笑)
昔みたいなレスポンスのよさもなくて、ちょっと寂しい…。

あんまり昔のことばっか言うのもどうかと我ながら思うけど(苦笑)。
もしかして、いまやこの曲は後半ではなく序盤でやるのが定番の曲になってしまったのでしょうか。
ワタシ的には後半のがしっくりくるんだけどなー、未だに。


そんなワタクシは、『daze』イントロでの手拍子がどーしても違和感ある(笑)。
いやいや手拍子て…!
acidで手拍子て…!(苦笑)
またまた昔の話で恐縮ですが、『unsaid』の冒頭部分で手拍子が鳴ってた時期が昔のツアーで何回かあって、あれはホントに死ぬほどイヤだった。定番化しなくてよかった(笑)。


上手側、下手側、それぞれ煽りに来てくれたのはどの曲でだったかなあ。
キャー近いわー、…とか、もうそーいう思考すら出てこなかった。
本能レベルで引き寄せられた(笑)。


ちなみに
会場外にもはってあったし、開演前にも「ダイブやモッシュなどの危険行為は禁止です」て言われてたんだけどね。

いやあ、次から次へと…、

飛んできたねぇ…(苦笑)。

つーか、もう、しょうがないでしょうコレ…
飛びたくもなるわな…。


まあ、ダイブはいいんだけど。
後ろから、明確にセリフが聞こえるレベルで客の喋りが聞こえてくるのは、やっぱ萎える(笑)。
7月の新木場ほどじゃなかったけど。
ダイバー転がせとかなんとか、指示してる声が聞こえた。
別に口に出して言わなくても大丈夫じゃね?って思うんだけどね。
こーゆーのは自然と体得していくもんじゃないですか?



際立っていたのは『ring the noise』
やたらスペーシーというか、…攻撃性を削ぐ(笑)感じになってた…。
ビミョーに戦いにくいというか、我に返ると戦ってるこっちがおかしいような気になってくる…。
でも、優しい印象になったかっていうと、ちょっと違うし…。
…血も肉もある生者の側から、骨と魂だけの死者の世界側にちょっぴり傾いてホーンテッドマンション仕様(笑)みたいな?

攻撃性が少なくなったのは、平和主義になったとか温厚になったとかじゃなくて、攻撃する必要ないくらい超越した存在になった、っていうか。

…うん、なんかそんな感じだな。
2010年の acid android らしいかもね、それって。

イントロ鳴ったときには、「あれ?りんぐざのいず…?だよねぇ?…とうとう耳おかしくなったかな?」って思った。
カドがとれて柔らかい音…
いや、漢字としては“軟らかい”音…?なのか?

分厚い幕の向こう側から聞こえてくるような、水の中で聴いてるみたいな音。
この『ring the noise』なら、仲秋の名月、月光の冴える中、平安神宮の神苑で演るのもアリかもしれん、とか。
宇都宮だかどっかにある地下壕あと(だったかな?この本で見た)で、この『ring the noise』演ってくんないかなあ、とか。
そーゆーことを考えてました。
いつもは演らない場所で、ちょっとそぐわないくらいのシチュエーションで聴いてみたい『ring the noise』でした。

そういえば、こないだの新木場のときも、『ring the noise』なのに何故か聴かせる感じの歌い方に聞こえたのだわー。
何が起こったんですか、『ring the noise』に。
ここに来て転機を迎えたのですか?
これからどうなるのよ、『ring the noise』。楽しいぞ。



曲が終わった後でユキヒロさんが仰向けにぶっ倒れたのが、どの曲終わったあとだったかがもう思い出せない…。
しばらくして立ち上がって、ラストの『violent parade』を、ボーカルたまにボロボロになりながら歌いきったんで、ラストより1こ前の曲だと思ったんだけど。
でも、この日は『daze』が異様なまでに激しかったから(あ、こないだの新木場でもそうだったか)、『daze』終わってからかなー、という気もする…。
終盤のセットリスト自体がもう思い出せないし、もう、特定ムリぽ。


マイクが落ちた音にハッと気が付いたら、視界にユキヒロさんいない。

この日はホント、いつもよりも、ステージ見てない時間が多かったのです。
見るより音に浸かってた(『unsaid』とか)。
いろいろ見逃してることいっぱいありそうだな。


んで、あれ?いない…、と思って、慌てて姿を探したら、両膝が見えてる。

およ…、倒れとる…。

なかなか起き上がらなかったので、「まだ復活しない…どうするんだろうこの先」って、ほんのちょっぴり戸惑う。

…まあ、もちろん、倒れてるユキヒロさんの状態も、気にならんでもないですが。

でも、このひとがまさか、自力じゃ立ち上がれない(から助け起こしてもらう)…なんて無様な姿(!)を客に見せるわけがないじゃないの!
そこは信頼してるから、不安はない。
「大丈夫?」なんて言わない思わない。
大丈夫じゃなくてもヤり切るって確信してるから(笑)。

むしろ気になるのは、まだこのセットリストには先があるのか…? ってとこだ。
…倒れてるけど…、これで終わりじゃないんだよね?
だって、メンバーまだ残ってるし。
動揺も見せずにスタンバってるし。
まだ先があるんだね?

そいつぁスゲエ!
充分、いつもより長いよね…?
そりゃ倒れるわ…、ってくらいのセットリストだよね。
でも、まだ続くんだ!?


ようやくユキヒロさんがヨロヨロと立ち上がって、『guide into daydream』が鳴って…
うわあ…、なんという鬼のよーな仕打ち…
 (ユキヒロさんが自分でやってるんだけど)
あんなに無情に鳴り響く『guide into daydream』って、初めてかもしれん。


んで、『violent parade』はじまるタイミングでだったか、
両腕を高く上げて、自分を奮い立たせるように?気合いを入れるみたく…マイク握る手にチカラこめて振る仕草。
そして、もはやなんて言葉なのか聞き取れないシャウト。

もうやめて!あなたのライフはゼロよ!
ああいっそリングにこのタオルを投げようか…!


…って、間近で…だけど外から見てる者の迷いを断ち切らんばかりの叫びをありがとう!(笑)

もー、思う存分に逝ってください。
止めません、でも一緒に逝きます。(笑)

一緒に連れてってー、ってのとも違うしな。
勝手にぶっ飛んでくれててかまわないし。
こっちは、まぁできるだけ途中で脱落しないように(笑)、できれば同じとこまで逝きたいかな、くらいの。
倒れるならユキヒロのほうを向いて倒れる(笑)よ、みたいな。
アナタがすごい勢いでのぼりつめてく過程で、もしかしたら何人か屍になってるかもしんないけど、気にしないで!
振り返らなくていいから!
むしろ振り落として!(←マゾ?)


つーかヤバイよ。

これは惚れるだろ(笑)。←とか言いながらなんでカッコ笑いなの。


しみじみ「ホントに、なんでこんなカッコイイんだろう」…と。

うははは、もうダメだー(笑)。
思考中枢ヤラれた。壊れた。
際限なく“ユキヒロかっこいい”って、もう、そればっかり、止まらん。

基本的に、acid android のライブは一人で参戦してるけど(ってか、一緒に入っても中でバラけるとか)、もし連れがいたとしたら、終わった直後にこんな恥ずかしいセリフ漏らしてたんだろうか。
…うわあ、どうしよう。
連れがいる今後のライブが怖い(笑)。


最後の『violent parade』は、さすがに、歌がもう…、

内蔵電源も切れてとっくに活動限界なのに…、まさか、動けるはずないわ!

…っていう状況下での『violent parade』でしたから、辛そうとかしんどそうとか、そんな言葉では形容しがたい。
振り切れすぎて、色々と、白かった。
…光の先に何かが見えた…(笑)レベル。

このとき、あの場にいたリリンは、シンクロ率400%でみんな生命のスープ状態だったんじゃないかと思う。



長丁場のメニューを全て終え、エネルギー残存ゼロどころかマイナス、半ば幽鬼のごときユキヒロさんがハケて、メンバーもハケて、終演。
場内に起こったのは歓声と、終わったぁぁー!最後までやったー!…みたいな感じの拍手喝采。
そして、場内アナウンス。
 →「本日のライブは全て終了しました」

…ここで終われば綺麗だったんだけど。


そのあと、ちょっとだけアンコールかかったんだよねー。

ええー、アンコールって…(´д`)
今日ので物足りなかった人いたのか…。
まだ見たいのか…。

 つか、色々ともうムリだろう、どう考えても…(笑)。

目の前であんだけ出し尽くされて、もう、これ以上何を求めるものがありましょうか、いやない(反語)。
今日のライブにアンコールは、それこそ蛇足だろう…。

もしかして、今日アンコールないからね!と言わんばかりにすかさず入った場内アナウンスの反動…ってか反射的な行動だったのかもしれない。
アナウンス入ったときに「いや、全て終了とか、そんなんわざわざ言われんでもわかるよ(笑)今日はもう燃焼しつくしてるよ」って思ったもん。

高崎のときみたいにしつこく呼び続けたわけじゃなかったし。
うん。今日は綺麗に、終わりました。




すぐに外には出ずに、しばらくフロアの後ろ側で、クールダウン。

うーん。
…でも、ワタシ的には、体力を使い切った…、って感じでもなかったんだよなあ、不思議と。
たしかに彼岸(笑)は見えてたんだが、体力的な問題でってわけではなかった。

この日のライブ終盤は、なんというか…
疲れ果てて最後にパッタリ倒れる、ってんじゃなくて、
外部からの刺激を受けていきなり失神した、
…みたいな感じ。
だから、しばらく休憩したら、けっこうすぐ回復した。

…まあ、演ってたユキヒロさんが、ライブ終わってハケたあと楽屋でどんなんなってたのかは知りませんけど。




つくづく…、凄い人だよなー、ほんとに。

なんか、acid隊の気持ちになれた気がするよ(笑)。

ユキヒロさん自身にあそこまでやられたらねえ。
もうねぇ、どんだけすごい域を要求されようとも、そりゃついていくしかないわさ。

だって、既にユキヒロさんがそっち側いっちゃってるんだもん。
ついていかなきゃ、置いていかれて、そこで終わっちゃう。
こっちもやるしかない。
やる!って選択しかありえない。

ライブ中だって、フロア側にいる客は、付いて来いとかかかってこいとか、ステージの上のあの人からは何も、一言だって言われてないんだけどねぇ。
でも行動に、説得力がありまくりなのよ…。


やべー、本当にカッコイイわ…。




会場の出口のところで配布してたフライヤーセット(ちゃんと袋に入ってる。ありがとう!)を、今度は折らずにちゃんと綺麗に持ち帰る。
ってか、荷物これしかないし。

ついでに、ドリンクのカップにBLITZのロゴが入ってたので、これも捨てずに持ち帰る。
だって他に荷物なくて身軽だし。


荷物も軽いが、心身も軽い。
全て使い果たしたので、軽いのです。
疲労感よりも爽快感、高揚感のが勝ってる。
 (ちょっとヤバイ。ドラッグっぽい。)

いや、ほんとに、いいライブだったわ…。
この日がファイナルでもおかしくなかったんでないか?みたいな。


っていうか、まだ #9 で、秋シリーズ1本目なのにこんなん来ちゃって、秋の#10〜#12は、いったいどーなんの?
#13武道館なんて、いったいどーなっちゃうの?

ワクテカが止まらないよ…!

tak eyes:
sample.jpg a.jpg b.jpg
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初出:
10/10/02 acid android 2010 #9 @yokohamaBLITZ参戦記録
10/10/20 2010#9二次元出力してみた
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reported by 自適遊戯 | takasumi