||< 戻る ラニバツアー感想文 さいたま初日 by 自適遊戯
 L'Anniversary TOUR  さいたまスーパーアリーナ SEPTEMBER 10 OPEN 16:00 / START 17:00
チケット:Aゲート200LV 31列705番 / 天候:晴れ
初出:20thツアー夏の陣 さいたまSA初日レポ  ブログ「自適遊戯・抄」 2011/9/15 投稿
公演2日前に急遽追加発売した第二次参加席を、自力でゲットしての参戦だなんて…、
我がことながら、ドラマチック展開すぎて面白い。
さいたまSAが初日だった 2007年のTHEATER of KISSも、色んな意味で急転直下の展開でしたが(見れなかった2日目の顛末も含めて)。
2011年ラニバツアーも、なかなかどうして面白い展開よ?
ライブへの飢餓感が募ったところに、チケットの神様が微笑みかけるとか、もうね。
行きたい公演全てがすんなり先行で取れちゃうよりも、ありがたみが増すことこの上ありません(笑)。
神様、お気遣いありがとうございます。

“伝説にはまだ早い”
そうだね、私も、まだ伝説になるつもりはないよ(笑)。
まだまだ行けるところまで行くよ!
行けるはず…、たぶん!(笑)

以下、当日の終演直後にブログに投下した記事を元に書き起こしたライブレポです。
検索や、ラブログさんから辿りついた一見さんも歓迎ですが、ひとつだけご注意。
当ブログ主は、ライブ中、あまりハイドさんを見ていません(笑)。
別に、好きじゃないわけではないけど、それより他に見たいものいっぱいあるし…。

その点、ご了承いただけるのであれば、続きをドウゾ。



高崎線(※上り/笑)を途中下車して、さいたま新都心駅の改札を出た瞬間、眼前に待ち構えていたのは「チケット譲ってください」のメッセージカードを持った人々。
 → 2011/9/10当日 15:26の記事
ほんの2日前までは、自分もこの中に加わるつもりでいたんだよなー(…でも、現地でこんな大勢いるの見ちゃったら、当日券にダメもとアタックして終了だったかも)と思うと…!
運命って紙一重…。
彼ら彼女らと、私と、いったい何が違うのだろう?

私の場合、さいたまで見れなくても福岡札幌名古屋大阪で、少なくともあと6回は見れるけど(※2011/9/10現在での話)。
さいたまで見れなかったら後がないって人が、もしかしたらこの中にいるかもしれないよね…。
そう考えると…「あと6回は見れるんだから今日は譲ってよ!」って言われたら、それも正しいような気がしてくる。
…でも、思いの強さと行動力とで、あと6回をもぎ取ったってのも、多少はあるんじゃん?
自由の利く身だから好き勝手にこういうことできるんだけど、自由でいるためにはそれなりの責任も負わなきゃいけないし、大変なんですよこれでも(笑)。
だったら、正当な権利として胸はって行使していいよね?…とも考える。
帰結 → 君たちの分も精一杯見てくるよ!
だってこれ、間違いなく自力で取ったチケットだもんー!

どーしてもライブ見たいってんなら、福岡とか札幌とか来ればいいと思うよ(爆)。
たぶん、さいたまよりは何とかなる率が高い。
歓迎するよ!


第二次販売の参加席なので、どんなにスゴイ席かしら、って、ある意味でwktkしていた初日。
会場周辺でやることもないので(グッズを買える余力すらない私の財布。←そんなギリギリなのに無茶しやがって…)、開場時間前に入場列に並び、10分後には中へ。

最奥の、これ以上は「関係者以外立ち入り禁止」で進めない場所の、手前の扉から入ったあたりが参加席エリアでございました。
…予想していたとおり、ステージの真横である。


予想していなかったのは
ステージセットの異常なシンプルさ。
本日のハコには、非常にデコラティブだったTHEATER of KISSの記憶がある分、余計に「えっ?これだけ?」って…。
5月のラニバラもシンプルだったけど、それ以上のスッキリ加減。
全5公演2ヵ所しかやんなかったL7国内シリーズでは、あんな大層なセット(笑)作ったのに。意外。
やっぱり、ご時勢がご時勢なだけになのかねぇ?
…と、このときは単に、そうとだけ思っていました。

短めの花道がステージ両サイドにあるだけ。
他に何もないといっても過言ではない。むしろ、あるはずのものまで取っ払いました、ってくらい、スカスカ。
ドラムセットも、さえぎるものなく普通に見えている。
ギタリストとベーシストの立ち位置も、何物にも遮蔽されることなく丸見え。
え…?「ステージが見えにくいお席って」チケットに注意書きあるけど…、何が見えないって?
4人とも、ばっちり見える予感しかしないんですが…
これは予想外。
むしろ嬉しい誤算。

…というか、ステージ袖を隠すものすら、何もありませんが。
ステージ下の機材とか出入りするスタッフまで見えてますが。
え?これ…、メンバーの入りと出、モロじゃないの…?


SEは、ほぼ60分でワンセット?
開演予定時刻にちょうど一周したような気がする。
ラルクアンシエルが、ライブやDVDで過去に使ってきた、あらゆるSE集繋ぎ合わせ的なシロモノ。
BGMに直結した、あらゆる時代の記憶がよみがえりますな。
いかにも、ラニバーサリーツアーですね、これ。
そもそも、100%ラルク印のSEって、普通のツアーじゃあまりやらないような気がする。

個人的には、開演前に正月の幕張メッセのときみたく映像を流すんじゃなく、今回みたいに音だけ流すほうがいいなぁと思った。
映像だと、わかりやすすぎるんだよー…。
脊髄反射で映像だけに反応して「キャー!」で終わってしまう。
でも、音楽だと、耳で聞いて、脳内に眠ってた過去のあれこれが引き出されて色んな方向に派生していくから、映像を見せられるよりも、それぞれがそれぞれのラルクを思い出せて、いいんじゃないかなー…と。
映像にハイディ映ったらハイディに「キャー」で終わるけど、流れてるのが音だけだったら、ハイディを思い出す人もいれば、それ以外のメンバーを思い出す人もいるだろうし、当時の自分のことを思い出す人もいるかもだし。
音だけのほうが楽しめる幅が広がるというか、自由度が高いよ。



20分ちょっとの押しくらいで暗転。
暗転した瞬間に、お客さんがもってるサイリウムの光が、ぶわっと浮き上がって、たくさんの星の光が浮かぶ宇宙空間にいきなり放り出されたかのよう。
これは、室内ならではですねー。
徐々にしか暗くならない野外では、ライブ初っ端からは、この明暗のメリハリは出せない。

オープニング映像は…、
ジャイアントインパクトで生まれた星、不毛の大地が虹色の光で緑の大地になってった、とか、そんな感じの展開…
だったような(うろ覚え)。

で、中世の、ジャイロコンパス?(転輪羅針儀っていうらしい…)みたいなモチーフ(フレッシュプリキュア後期で西さんがインフィニティを探すのに使ってたアイテムがこんなんだったような…/←非常に解りづらい例え)がくるくる回転して、瞳のアップが映るんだよ。
その瞳を見た瞬間「テツだ!テツの目だ!(喜)」って脊髄反射でときめいたんだけど、でも、ちょっと自信がなかった。
スクリーンが見えづらかったせいもあるけど、
あまりにも綺麗なパッチリおめめだったので、女性のモデルさんかな?と思ったのです(※実話です)。
こんなにくっきりハッキリぱっちりした瞳が、40オーバーの男の目であっていいわけがないだろうHAHAHA!…というブレーキが自然と働いたんですよ。
そういう仕様なんですよ私は。

そのあと、ユキヒロさんとケンちゃんと(←この二人はよくわかんなかった…。参加席だからスクリーン映像が見づらいことこの上ないのですよ!)、最後にハイディの目もちゃんと出て場内が沸いた(ぶっちゃけそれで確信が持てた/…チッ←笑)ので、「ああ、最初のはテツくんであってたんだー」
…って判ったんだけど。
できれば、僅かでいいから時間を巻き戻して、もう一度テツくんの瞳のアップに「きゃーっ!」ってなるところからやりなおしたい…!
リベンジ!リベンジ!!


映像終わって再び暗転、無音。そして
 ↓



#1:虹
いや、まさか、『虹』がアカペラで始まるなんて…!
ステージ中央には、ハイドさんが、たった一人。
…たぶん…。
(スクリーン映像も何もない、演出も音もない、シンプルにピンスポだけ当たった状態で歌ってるから、歌声がハイドさんであっても、ステージの上にいるのが100%ハイドさんだという確証がもてなかった/笑)
ワンフレーズたっぷりと歌い上げてから、おもむろに演奏が入ってきました。
ラニバラ2日目の『叙情詩』を思い出した。
5月の味スタ行けなかった人で、今回のツアーに参加する人には嬉しいだろうなぁ。ラニバラ、(WOWOWの放送はあったけど選曲がなぁ…)まだ映像化されてないし、余計に。

最初はステージの上にハイドさんしかいないような演出。
ドラム台の上に、ゆきひろさんはいたと思うんだけど、照明あたってないから見えなかった。
弦楽隊二人がステージに現れる際は、ステージ両脇の、ちゃんと参加席からも死角になってるところから出てきた。
上手と下手それぞれから立ち位置に進む弦楽隊2人が、中央に向かって一歩一歩ゆっくりと歩いていく様は、正面から見たら左右シンメトリーの、厳かな雰囲気だったんじゃなかろうか。
なるほど、サイドの参加席からもステージ上が死角にならないように両脇に壁は作らなかったけど、メンバーが出入りする場所はステージの下に作って階段を壁や天井で覆っちゃって、見えなくしたわけだ。
…って説明を書いたところで、自分でも何が言いたいのかよくわからん(笑)。実際にステージの構造見ないと「?」ですね。

んで、さらにビックリしたのは、ステージ後方の透明な横長の直方体…壁も天井も、もしかしたら床も透明?なボックスの中に、20人弱くらいの編成のストリングスオーケストラの方々がいらっしゃったことだ!

ストリングス付きの『虹』…!
しかも、1曲目で!アカペラはじまりで!
どんだけ豪華やねん…。

これは、見た目的に凝ったステージセット要らない。
シンプルなほうがいいわ、大人の本格志向って感じで。
過剰な装飾を一切省いて質感にこだわった的な、品のよさ。シックでカッコイイ。
ステージ袖のメンバーが出入りする階段を覆ってる部分、ステージ正面から見たら一段高くなっているその天辺や、ドラム台の床、綺麗に磨き上げられて、鏡面仕上げを施したかのよう。
プラチナのアクセサリーを飾るショウケースみたい。
いや、むしろ、高級な洋菓子店のショウケース…。
ドラム台とドラムセットがホールケーキに見えてきたり(笑)。
このステージは是非、一度は上から見るべきじゃなかろうか。


#2:SEVENTH HEAVEN
2曲目は、たぶんSEVENTH HEAVENだったと思う。
冒頭の3,4曲目くらいまでは、オケのメンバーそのまま使ってた気がするんだが、記憶がさだかではない…。

ビックリしたのはスクリーン。
ステージ背面にあるのは、ドラム台の後方からつりあげてる幕状のスクリーンで、下がちょっとカーブしてステージ床面下から続いてるように見える。投影タイプのいかにもスクリーンぽいシロモノ(ホントに投影タイプかどうかは知らない)。
そして、ステージ両脇のスクリーンは(参加席から見ると両脇にあるようには見えません/笑)、背面のスクリーンと比べたらかなり粒子が粗い、発光タイプっぽい。
…このスクリーン、最初、動いたよね…?
可動式とか…!

惜しいのは、下手側のスクリーンが、私の場所からは激しく見えづらかった点です。
スクリーンにメンバー4人それぞれが左右二分割で個々に映し出されてたんだけど、リズム隊2人が映ってたのは下手側だったんだよう!!(涙)
優先順位的に私が見たいのは、むしろ、そっちの2人なのに、ああ!見えないぃぃぃ…!

だがしかし、肉眼では、何にも遮られることなくベーシストもドラマーも見えているのであった。
嬉しいぃぃ…!(笑)
肉眼だと、ディティールまでは見えなくても、いついかなるときも自力で見れるというのが嬉しいね。

メンバーのうち、私が見ている位置からいちばん遠いのはテツだったんですが、2曲目で早々に上手側に来てくれた…!
ウワアァァン、嬉しいよう!
ありがとう!ありがとう!!

…と、いうわけで。
遮られることなく全員が見えていた、上手サイド参加席200LV後方より2番目から見た、この日のメンバーのいでたち。

手前から、まずはケンちゃん。
…後ろ髪…、かなりサッパリしてました…。
衣装は、みぞおちあたりまでボタン全開の白っぽいシャツ(あとから判明したけど、白じゃなくてわりとピンクだった)に、丈が膝のあたりまであるジャケット。
照明の加減でか、裾のほうにいくにつれて色が明るく…赤っぽくなるグラデーションみたいに見えた。

花道に出てくると、眼前に…っていうか、下のほうに見下ろす感じになるんだけど、シルエット的に、まるでベースの人みたくスカートひらひらさせてるように見えるんだよ、ケンちゃんが。
たまに、跳んだりはねたり、テツくんみたいな動きするから、余計に。
→「この、布のひるがえりっぷりには見覚えがある…」(笑)

次。ハイディ。
ラニバラのときのボーイ・ジョージみたいな髪型再び。
最初にかぶってた帽子も同じのだよね?
グレイのコンタクト。
衣装も雰囲気かぶってたような…。
…ラニバラのときよりは襟がつまってたくらいか(笑)。

ユキヒロさん。
髪が…また伸びた気がする…(比較対象は8月のacid←え、1ヶ月しかたってないよ/笑)。
暗色系の薄手のシースルー素材の長袖に、下はタンクトップという、わりとベーシックな感じのスタイルで決めておられた。
(少なくとも、この時点ではそうでした)

最後、テツくん。
白地に黒の柄が入った布地の、ひらひらロング丈ジャケット。
足元は白と黒のツートンカラーの靴に、黒いパンツ。
…あれ?色がない…。
テツなのに、赤とかピンクとか無い!びっくり!

しかも、ふと気づけば、ケンちゃんとテツくん、着てる衣装のカタチの組み合わせが若干かぶってる…。
似たような型の衣装だと、体型の差がホントにわかりやすい。
ケンちゃんのが体型は女っぽくて、テツのがけっこう男らしい身体してるってのが(身長は置いといて…)。
テツは、動き全般が可愛いから可愛く見えるんだよなぁ。
…って思いながら見てたけど、ケンちゃんの動きも可愛いじゃねーか!(笑)
うつむいて…とかいうレベルじゃなく、背中から丸めてギター弾いてる様が!萌!

…んじゃ、こういうことだ。
テツは、意図してやってるであろう動きが、あれこれ可愛い。
ケンちゃんは、佇まい、立ち居振る舞いが可愛い。
結論はこれでよし(笑)。


#3:GOOD LUCK MY WAY
この曲は、ユキヒロさんから目が離せなかった。
ドラム…、もっとラクに叩ける方法がホントはあったんじゃないかってくらい、(見た目がいいからという理由で)ワザと叩きにくいやりかたをとってるよーに見える。
その様子が、見た目的に楽しい。

ステージの床面それ自体が照明…、というか、スクリーンみたいな使い方されてるのに驚いた…。
ステージ前面から床面、それから、ステージの背景のスクリーンまでめいっぱい使って、様々なモチーフが映し出される。
セットがほとんど何もないのは、照明であれこれ描き出すキャンバスとしての床のスペースを広くとるためだったのかぁ。
邪魔なものや敷居がほとんどないから、映し出す映像の空間がすごく広く見えるし、スピード感もかなり出る。
なるほどなるほど…。でも、アリーナ席やスタンド席の下のほうからでは、見えないんだろうなー、コレ。
ぶっちゃけスタンド席から見るほうが楽しいんじゃないの、この演出…
って、アリーナ席を体験する前から結論を出すのは尚早ですか?


#4:the Fourth Avenue Cafe
GLMW終わって、次にMC来るんだろーなと思ったら、そのまま『the Fourth Avenue Cafe』が始まった!
3曲終わったらMCが入る、という予定調和が崩れ去ったのが意外で、すっごく嬉しかったよ。
私の記憶の中にあるラルクのライブって、ほとんどが、最初3曲終わってからMCっていう展開だったと思うんだ。
うわあ、裏切られて嬉しい…!
前サビのハンドクラップ、曲にあわせてっていうより「やったあ!」っていう喜びを表す手段的な意味で、ぴょんぴょん跳ねながら拍手してました、わたくし的には(笑)。

正面スクリーンにはホーンセクションのシルエットのモチーフが映し出されてました。
…ってことは、この時点ではオケの皆さんはハケてたのかな。
つーか、あの人たち、チューニングはどうしてたんだろう?どこでいつ?


〜 MC 〜
えーと…“二十歳になりました”的な内容の話だったのは覚えてるんだけど…。
オトナになったから、楽しいこと気持ちいいこと、色々教えてあげられると思います、…って、やたらとオネェ系な喋り方で言うてたような。
初日だからかもしんないけど、ちょっとトークが間延びした感があったな…。
聞いてて、ちょっちダラけた。
(※基本的に、ハイドさんには点数が辛めなたかすみさん)
(※でも、その後のケンちゃんのMCのがもっとダラけたので、ハイドさんの間延びっぷりなぞ、全然序の口でした)
MCについては、世の中に数多いらっしゃるハイドさんファンの方々が詳細を語ってらっしゃると思うので、そちらを参考にしてくださいませ☆


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