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ラニバラ感想文 by 自適遊戯
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L'Anniversary LIVE 味の素スタジアム MAY 28 OPEN 15:00 / START 17:00 チケット:上階2列229番 / 天候:おおむね雨だが、時折やんでいたもよう。 |
9:winter fall 曲の前後のどっちかに、場つなぎ映像として、色んな方々が歌う『winter fall』を切り貼りしたものが…。 「何故?」って人と「ああ…(納得)」って人と、「誰?」って人と…(あと、この人がいるならあの人もいてよさそうなのにいない…って人とか) 普段テレビ見ない上に、他のミュージシャンもそれほど聞かない、げーのーじんも有名人も興味ない私には、「誰?」率がすごく高かったよ(苦笑)。 事務所イベントでも、ぶっちゃけそんな感じなんだよね。 やー、若い子の顔みんな同じに見えちゃってねー(発言がオヤジですみません/笑)。 そういう人間がいることを見越してコレはどこの誰ですよ、みたいなフォローのいっさいない不親切な作り方が、実にすがすがしくて良かったです(笑)。 わかる人はウケてる、突き放された感も、置いてけぼりにされることも、別にかまわないよ(笑)。大部分の人にはウケてたし。 ラルク20周年お祝い的なメッセージ性は感じるけど、何の説明もフォローもなく、ただ、歌う映像を切り貼りしただけっていうシンプルさは面白かった。 いつも凝ったCM作ってるラルクだけど、今回の映像は、豪華なんだか金かかってないんだか、よくわかんないね(出演者いっぱいいるって点では豪華)。 いいと思ったですよ! 10:ガラス玉 導入部で何となく海っぽい映像と音が出たから『forbidden lover』かなって期待をこめて思ってたら、意外な曲が意外なところで、これまた来ました。 だいぶ聴いてないなあ、『heavenly』も…(しみじみ)。 …って、こういう「懐かしいなあ」って気持ちになっちゃうのが、普通のライブと違うんですよね、ラニバって。 『winter fall』終わって、このあたりから、またライブが一段とよくなってってる感を受けたぞ。 ただ、想定の範囲内なんだけど、やっぱりユキヒロさんが弱いような…。 昔の曲は、ドラムに関しては、ちょっとドキドキハラハラする。 我ながら…、素直に聞けばいいのにね。難しく考えないで。 11:fate セットリスト上の時の流れ、時代の跳躍ぶりに、すごく振り回される(笑)。 なんだ、この、反復横とびのようなセットリスト構造…。 リアルタイムでライブで経験してきた曲と、そうでない曲が交互にやってきて、これがラニバか…と再び実感。 これ、やるほう大変じゃないの。気持ち的にどうなの…(笑)。 ところで、『fate』鳴った瞬間、近くに居た客が「これ、ケンちゃんのギターがいいよね!」みたいなことを言ってた。 うん、たしかにケンちゃんのアレはいいよね! でも、私にとってのこの曲は、下のほうのアンビリーバブルな旋律で忙しないベースラインがイチオシなんだ!…と、頭の中で持論を展開(笑)。 5万人集まれば、5万人それぞれにとっての『fate』…。 なんだか、それも、ホント、すごいよなあ。 12: Floods of tears また大過去にジャンプ… ここねー…、この曲がホント、タイトルが最後まで思い出せなかったの!(ごめんね!) でも、ここで、激しく惚れ直したよ…! 過去に対する複雑な気持ちふっとぶくらい惚れ直した! 「なんだこの演奏カッコイイ!超カッコイイ!」って、テンションあがりまくった! そーだよ、ライブは、歌がなくても演奏だけでだって盛り上がれるんだよ! …ってくらい、演奏に激しくときめいた…! ギターもドラムもベースも、いちいちかっこいいったらありゃしない。 かっこいいわ、ラルクアンシエル…。 この演奏をした今のラルクアンシエルも、この曲を作った過去のラルクアンシエルも、なんてかっこいいんだ! こんちくしょうー!(敗北)←これはいい敗北感(笑) 13: Blurry Eyes メリーゴーラウンドの映像が出て、大方の客の予想どおり(?)ブルーリーアイズ。 そして、花火!カラフルでカワイイ花火! 花火ってやっぱりテンションあがるよ。 そして、ホイッスルー!!↑↑↑ ケンちゃんのMCは、ブルーリー中断部分だったかな。 「昔の曲やってるとねー 昔、車でツアーまわってたときのこと思い出すんスよ。 車って、ずっと乗ってると眠くなってくるんですよね。 で、寝て、起きるとですねー…」 このあたりで、何の話題がくるかピンと来た人は、会場の中の何パーセント? きっと同じ穴のムジナ(笑)。 いやでもけっこう色んなところで言うてたし、知ってる人多いよね? 「誰とは言いませんけど。 しかも、見るまでずっと言い続けてるんですよね…」 きっと、どんだけスゴイか見せびらかしたかったんですよ。 いやよくわからんけど(笑)。 そして、雨というシチュエーションをいかした、やっぱりそうくるよね、的なトーク。 みんなどんくらい濡れてる?濡れてんのかー!?…という(笑)。 どこまで濡れてんのー?って、すごい嬉しそうに 「ここまで?」←頭をさす 「ここくらいまで?」←胸のあたりまで もうね、下にさがるにつれて表情が明らかに活き活き(笑) 「…ココ?」←喜々として下半身に手を ケンちゃん…!最低だけど最高!(笑) もうね、下ネタが彼らの笑顔を輝かす力の強さは異常。 下ネタで客が盛り上がるというよりは(笑/いやだって、苦手な人もいてるやん、きっと)、言ってる本人が何より楽しそう。 それが、見てて楽しいし嬉しいよ。 余談ですが、このMC中、緑色の生き物が私の脳内で (スタンド席の客よりは)言うてる君のが濡れてるやん… (雨には)濡れないはずのユキヒロが、びしょびしょですごいことになってますが(汗で) とかツッコミいれてたのは、ここだけの秘密ダヨー☆ 「俺らは、君たちにとってどの程度のスパイスになれてんの?」 これは、真剣に考えたら、わりと難しい質問ですね。 何?重要な存在だって、言わせたいの?言わせたいのー? それ何ていうプレイ?(笑) ははっ、あいにくだったわね! 私にとってのラルクアンシエルなんて、君らにとってのラルクアンシエルの重さに比べたら、羽根のように軽い存在なのよ! 残念だったわね!はははは自意識過剰乙ー! ……と、1日9000円ものチケット代を払って、はるばる福岡から東京内陸部まで来て、朝から雨の中グッズ列なんかにも並んだりした己の行動を棚に上げて言い放ったあとで 「馬鹿馬鹿、私の馬鹿!どうして素直になれないんだろ…。こんなんじゃケンくんに嫌われちゃう…」って、釘宮ボイスで再生。 …って、何ゆえ私はケンちゃんMC最中に勝手に脳内でツンデレごっこを始めてたのか、我ながらよくわかりません…。 「カレーにおけるガラムマサラくらいにはなれてんの? それとも、ナツメグくらいか?」 むしょうにカレーが食いたくなるMCだな… 「もっとか?塩?しょうゆ? それとも、…味の素くらいになれてんのかー!」 …これが言いたかったのか!(笑) うまい、うまいなあ、ケンちゃん…! さすがや!この人さすがやでぇ! で、客に、自分らにとってのラルクは何なんー?って、言わせようとして、まとまらなくて、うまくいかなくてグダグダになったんだっけ? 言うてもわからん!つって、ヤングマンの振り付けみたく(YMCA…若い子わからないよね…)「A」とか「J」とかやらせようとしてグダグダになったのは1日目か? 味の素ー!味の素ー!…って客と連呼しあった後で 「こんだけ言えば、あとから楽屋に味の素が山のように…」 そうだね!いい宣伝になったよね!(笑) ケンちゃんが一生懸命なときに、スクリーンにいきなり映ったハイドさんの真正面顔が、お人形のように(つうかもう仏像のように)固まってたのがすごく面白かった。 …のは、2日目のできごとだったような気もしてきた(笑)。 収拾つかなくなって、しっちゃかめっちゃかになったところで 「あーもー!! ゆっきー助けてー!」 〜〜〜この言い方が!超〜かわいい!!!!! 助けを求められたゆっきーも、超いい笑顔になって(愛) Blurry Eyes 再開のリズムを、ダンダンダンダン、と、かましてくれたんですよ。 きゃー、ゆきひろサンかっこいー! (※脳内でケンちゃんボイスをサンプリングして読むべし) つーか、Blurry Eyesの途中だってこと忘れてたわー。 (※よくあることです) 14:Lies and Truth スクリーン映像が楽しくて…ユキヒロさん映像に釘付け。 1曲ほぼずっと、左右スクリーンともに2分割して、メンバー全員をそれぞれ映してくれてて。 上手側スクリーンに、ユキヒロさんの左側のカメラから撮った映像が映し出されてて、腰よりちょい上、肘が映るか映らないかくらいの位置。 手首から二の腕、肘の動きと、ドラムを叩く横顔とが、…くああああああ!たまらん! この手首の動きが好きなのよ、淡々とした動きが! んで、曲中で時折さしこまれる別フレーズのために、ドラムセットの右側(カメラから見て向こう側)に上半身をひねって顔が見えなくなって首の後ろ側が見えて(汗!汗で首に はりつく髪!っていうか激しい動きとともに散る汗!)腕とスティックがカメラの死角に出張してったり、はたまた、腕を高くあげて、カメラには映らない位置のナニカを叩いたり うああぁぁぁ、ドラミング鑑賞が楽しいぃぃぃ…! この固定カメラの映像だけで、ライブ1本分見ていたい…! いやほんとに。 いっそ1本のライブで、各メンバーそれぞれ1枚ずつの合計disc5枚セットのBOXなんて出してくれたら、喜んで飛びつきますよ、一部のファンは(笑)。 参考過去記事 → 願いは叶った(5分の3の確率で) 好きなメンバーを見たいというファン心理とは別に、楽器の演奏シーンを見る面白さって、職人芸をずっと見てて飽きない面白さ的なものがあると思うのよね。 ユキヒロさんから視線をほかに移したのは、サビで合いの手コーラスいれる部分でテツくん見たくらいだな…。 15:flower ライズからフラワーって、実に素直な流れですねぇ。 スタンド席下層から、何やら大きな球体が沸いて出た(笑)。 いや、ほんと、どっから沸いて出た!って言いたくなるくらい突然。 あの突然っぷり、まるで第12使徒レリエル(笑)。 この球体、ほのかに発光してて、それぞれ色の違うパステルカラーの光…。って、思ったら、色が変化してる…? どういう仕組みになってるんだろ? 客の手にはじかれて、ゆっくりおおらかに跳ねてるけど、あれ、中どうなってんの?構造が気になる…。 って、そんなん見てる暇あったらステージ見ようや!(笑) 16:I'm so happy カラフルだった球体の色が淡い紫、ピンク色?に統一されて、『I'm so happy』。 …あいむそーはっぴー!!(喜) 幕張メッセにおける『I'm so happy』は、なんとゆーか、ライブの質に比べて曲が勿体無かったと感じたので、いつかきっちりリベンジしてほしい…と思ったら、あっさり機会が作られていた。 なんだろ? 今まで絶対にやらなかったのにね。 一度やってしまったら二回目はさほど抵抗ないみたいな(笑)。 完全に解禁になったのかなー。 でも、まだ、やっぱりちょっとドキドキするや。 これをユキヒロさんが叩いて、テツがコーラスするってのが。 ああもう、だからもっとラクに楽しめよ自分ー! つか、けっこうこの曲って野外向きな気がするわ。 17:Shout at the Devil この流れがかっこよかった!実によかった! 『I'm so happy』が終わって間髪いれずに『Shout at the Devil』を炸裂させるドラムの音と、それに乗っかるボーカリストの切れの良さが最高だったらありゃしない! いろんなものを振り切ってくスピード感。 いつまでも郷愁とか感傷なんてもん引きずって、ついてこれない奴ぁ置いてくぜ的な(笑)。 火柱もあがって、熱いの力強いの何のって。 …このセットリスト…、『I'm so happy』のあとに『Shout at the Devil』って、考えたの誰よ。 すごいよコレ…。この発想はなかった…。 (ちなみに正月の幕張メッセでは『I'm so happy』→『HONEY』) 『True』以前の曲がたくさんある1日目のセットリストだと、どうしても、ユキヒロさんが、…ちょっとお客さんぽくなるというか、まだサポートだったリンカネみたいなポジションに戻っちゃうような感覚をおぼえる。 存在感的に、見てて、控えめだなーって思っちゃう。 だから、『I'm so happy』のあとに、ユキヒロさんの叩くドラムの存在感が強めに出せる曲を持ってきてもらえたのは、すごく嬉しかった。 1日目でも、ラルクにユキヒロあり、って感じさせてもらえてよかった…。心から! しかも、ここでいったん本編終了ってのもいいわ。 ユキヒロー!ってなった気持ちのまま次にいける。 アンコール待ちの間、アリーナからスタンド、スタンド北ゲート側からバック、メインそれぞれに波及するウェーブ。 スタジアムだと、角度的に、波が綺麗に見えるのがいいね。 back ← → encore |
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