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ラニバラ感想文 by 自適遊戯
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L'Anniversary LIVE 味の素スタジアム MAY 28 OPEN 15:00 / START 17:00 チケット:上階2列229番 / 天候:おおむね雨だが、時折やんでいたもよう。 |
セットリストは1998年までの曲が対象。 私がいたのはメインスタンド上層(つまり屋根つき)の2列目、ステージ上手側、PA席(?)よりも、やや前方。視界良好。 ちなみに、終演直後のブログ記事はこちら。 会場入りしたときの素直な感想。 スタジアムって広いなあ…! そして よくこんだけの人間が集まるもんだなあ…! アリーナにみっちりと座席が設営されて、すり鉢状のスタンド席もどんどん人が埋まってく様は壮観です。 幕張メッセはオールフラットだから、あんまり、わかんなかったんですよ、後ろ見ても前見ても、どんくらい人がいるのか。 ステージセットは、時勢を考慮してか、収益の使い道を踏まえてか、そんな深読みは無用なのかはわからんけど、いたってシンプル。 スクリーンも、両脇に2つだけ。 あ、中に入ったとき、スクリーンに映ってたのチラッて見えたけど、『夏の憂鬱』のPVがカラオケ字幕つきで流れてたような。 冒頭のシーンから見たかった…。 ていうか、そのときの会場の反応が見たかった…。(kenちゃんのお尻的な意味で) ステージ両脇の花道の床面に、大きく、ラニバーサリーのロゴが書かれてるのは、上から見ないとわかんないかも。 ラニバ(イチゴ)のときのセットが、まるで思い出のオモチャ箱をひっくりかえして時空が歪んだまま固定してしまったかのような賑やかさだったのと比べたら、今回はホントにシンプル。 まぁ、野外だし。雨が降ることも考えて作ったのかな。 ギタリスト、ベーシストの定位置のにはビニール屋根のテント。 ドラムセットは言わずもがなでビニールの屋根で覆われてる。 正月の幕張メッセで初お目見えだったトリコロールカラーのアンプも完全防備。 …濡らしちゃいけないものだらけのステージを雨からどれだけ守れるか。 そして、見栄えも考えつつ。 ああ、ほんと大変だろうな、コレ…。 ステージの上では何名かのスタッフが、床面の雨水を除去する作業を延々と…。 いくら拭いたりかきだしたりしたところで、次から次に上から降ってくるんですけどね、いくらでも…。 …ザルで水汲みさせられる苦行のようだ…。 もしくは、運動会ができるかどうかの瀬戸際で、朝から全校生徒で頑張ってグラウンドの水たまりを何とかしようと頑張ってる、みたいな図…。 でも、少しでもこれやっとかないと、リーダーがくるくる回ったり飛んだり跳ねたりしたときに滑ったりしたら大変だものね。 「開演は予定時間どおりですのでお早めに席に」と誘導されてたので「ああ、日本中、世界中に中継してるからオンタイムにはじめないと都合が悪いんだろうねぇ」とか言ってたのに、普通に20分押しくらいだった。 いつもと変わらんやん…(笑)。 開演。 スクリーンに、黒背景に白文字で、色んな時代のラルクアンシエルのロゴがめまぐるしく… あー、あったねぇ、これもこれもこれも、懐かしいねぇ…(でも、どれがいつかのは、ラルク王選手権とかじゃあるまいし、すぐには判りません/笑) そして、メンバーの、懐かしい思い出写真の数々が… アー写じゃなくて、FC会報でちいさく使われたりするような、スナップ写真っぽいやつ。 すごく、思い出のアルバムっぽい。 (いつぞやのパーティのときに出してきたみたく、テツくんが押入れからひっぱりだしてきたのかと…) いいね、こういうの。 彼らが一緒にすごしてきた時間の長さを、わかりやすく感じれる。 でもまあ、今日は1998年までが対象だから、ユキヒロさんの写真が明らかに少ないのは…、しょうがない。 数少ないユキヒロさん写真が、そのぶん差し引いてもあまりあるほどのアタリだったから文句ないよ(笑)。 テツくんと一緒に居た、ロンドンダンジョンみたいなとこでのスナップ写真みたいのが激しくツボった…! とても楽しそうだったので。 でもさー、ちょぴっとだけ、思ったんだけど。 別に…ユキヒロさんの前の櫻澤さんのことは皆知ってるんだし、まるでそんなヒトいなかったみたいに(笑)しなくても…、最初からこの4人だったみたいにしなくても…、いいんじゃないかなーって、ちょっぴり思ったりなんかもするんだ…、 でも、やっぱり色々と難しいか…。 サクラにもユキヒロさんにとっても、これがベスト、なんだろうしね。 ファンがあれこれヘタに考える以上に、誰より中の人(笑)たちがサクラやユキヒロさんのことを考えた結果なんだろうし。 …でも、ちょっと不自然かな、と。しょうがないけどね。 客入れ時にスタッフから「演出の都合上、開演前からしばらくの間はアリーナへの入場ができなくなります」と脅されて(?)いた理由は、コレかぁっ! ↓ アリーナ席の客が入場していた、後方2箇所、上手側下手側それぞれの入口から黒いでっかいリムジンが1台づつ、ゆっくりと現れた。 あ…、この車なら、わたし朝から見たよ2台。写真 そっかー、あれは演出に必要な機材(笑)の一部だったのかー。 そして気が付けば、リムジンが停まった位置からステージまでには、長い長い赤絨毯が…。 ええええ歩くの!?歩くの?ここを歩くの!?(笑) 赤絨毯とか、どこのハリウッドスター様…、どこの映画祭…。 …いや、重要なのはどっちを誰が歩くのか、どういう組み合わせかだよ。 たぶん、はいゆき、けんてつ、かな? 15周年もそうだったし。 ↓ ホントにそうだった…。 でも ↓ 別に、連れ立って歩いたりはしなかった…(笑)。 すみません、一瞬だけ期待したんです…。(´・ω・`) 主演男優と主演女優みたく連れ立って歩いてくるのかと…。 (でも、窓が真っ黒で中の様子ぜんぜんわかんないあのご大層な車に、2人ずつで乗ってたのは事実だろ! 大事だろ、そのシチュエーションは大事だろ!) (いや、絶対、スタッフ同乗してるよ…落ち着けよ…) 置いといて(つ´∀`)つ[馬鹿な私] しかし、スタンド上層席から実物を見下ろしても、小さくて誰がどうだか、すぐにはわかんない!わかんない! 我々のいるメインゲート側(上手側)で、今、リムジンから降りたのは誰なの…! 絶対にテツではないのは一瞬で判断した(色的に/笑)。 …ってことは、あれ、ユキヒロさんじゃない? 遠く、上から見下ろしてもわかるほどタイトな、あのカタチは、あの御方ではないの? 歩き方と佇まいが! ↓ やっぱりユキヒロだったあぁぁ!!(勝!祝!) ひ…、ひとりで歩かされてるよユキヒロが!(萌) ※私の視界では下手側は見えてないのでひとり こんな大観衆が、見守る…っつか、メインゲート側のスタンド席の観衆が見下ろす中、おまえ先に行けよと背中を押されて安全地帯から追い出されたいじめられっこのよーに(←絶対そんなことはない)心許なげに歩くユキヒロ! スクリーンに映ったケンちゃんは(逆サイドのバックゲート側から出てきたもよう)、このシチュエーションを正しく活用し盛り上げる方法を熟知した上で、見事にのっかっておられた。 つまり、両手を高々とあげて、ぐるりと色んな方向を見回して、歓声を煽る…、というような行動。 リーダーも、スター様のように手ぇあげたりとかしてたし。 それに比べて、ユキヒロさんの、淡々とした歩み方は、なんとも普通っぽくて…!(萌) こうさ…、歓声にこたえたりとかないの? 何なの? 奥ゆかしいの? 謙虚なの?(笑) ユキヒロさんから見て左側のアリーナ席や、右側上方のスタンド席のほうも、ロクに見もせず、ただただゆっくりと、自分の進行方向を見て、黙々と歩んでいく感じ。 たまーに、カメラをチラ見するくらいで。 あああぁぁ、もおおおぉぉぉ…!(愛) 歩くの早すぎてもダメ、遅すぎてもダメ。 様子は伺えないけど、逆サイドのテツくんとペースが違いすぎても、きっとダメ。 後ろにいるハイドくんとの距離を一定に保って歩く…。 (ハイドさんは前にいるユキヒロが見えてるからいいけど、前にいるユキヒロが後ろのハイドとの距離を保とうとするのは難しいね。ああ、ライブ中のシチュと逆だね、ハイドがユキヒロの背中を見てるってのは) そんなことを考えつつ、バックゲート側の弦楽隊は後からDVDなり何なりで補完するからいいや、とスルーを決めて、ひたすら、手前にいるユキヒロさんの歩みを目で追ってました。 そして同じくメインゲート側、ユキヒロさんの後に出てきたハイドさん。 いやあ、すごい歓声っすなぁ…(笑)、さすがはハイ… ―――って…、 超絶グレイト仕上がりのハイド様の登場だぁあ! この私の視線を! ゆきひろロックオン状態から解除させるとか!どんだけ!どんだけ! 赤絨毯の前に颯爽と停まった黒光りするリムジンから、こんなん(※ハイクオリティハイド)出てきたら、 …そりゃ大歓声だわさ…。 前を見て歩くユキヒロさん、背中に目がついてるわけじゃないけど、周囲の歓声で、ハイドくんが車から降りた瞬間がハッキリわかったんじゃなかろーか(笑)。 ハイドさんも、バックゲート側の弦楽隊二人に比べたら、リアクションは若干おとなしめ?かな? あたりを見回しながら(←ここらへんがユキヒロさんと違う)悠々と…、悠然と… …あー、たしかにこのひと、人気カリスマボーカリストの看板しょってるわぁ…、と思わせる、堂々とした歩みっぷりだった…。 はいどさん、ほんとカッコイイわー(※本心です)。 1:In the Air 15周年の東京ドームは参加しなくて、行った人の話もほとんど聞かなかったので、DVDで初めて見て「なんとゆーライブかこれは!」と、時間差で度肝を抜かれたわたくし。 そして迎えた20thラニバーサリー。 この、1曲目のイントロが鳴ったとたん、ラニバに来たんだなあ…と、強烈に実感できて嬉しかったです。 「ああ…、これがラニバというものなのか…」って洗礼を受けた感じ? アルバム1曲目をライブ1曲目にもってくるオープニングは、わりと好きです。 即効性のドキドキ感と既視感。 2:Carres of Venus 今度は、いきなり馴染みの定番曲。 ある意味では「これがラニバというものか(笑)」再び。 やっぱりこの曲はライブにおけるトリガー的な性質を持った曲だと思うし、瞬時に弾けますね。 金銀のテープが飛んだのはここでだっけ…? 2曲目か3曲目だったような。 てっきり前方からだけかと思ったら、両サイドスタンド、後方スタンドに向けても発射されてビックリ。 どうせ前のほうしか届かないんでしょ?って思ったら、あっちもそっちもこっちもデター!(笑)みたいな。 しかし、私がいたのは、各エアショットから発射されたテープが落ちてくる位置の、ちょうど隙間だったので、確保ならず。無念。 「あ、落ちてこないな」とわかった時点で早々に諦めて視線をステージに戻す。 でも、テープにラニバーサリーのロゴが印刷されてたのは見えた。 アリーナ上空にいたカメラにもテープがひっかかって、そのまま、テープをキラキラとなびかせながら、ぐいーん、と、上手側に向かって移動するさまが、 「うわーん、ひっかかった!取って取って取ってぇぇー!ε≡(/´д`)/」って泣きながら逃げてるみたいに見えて可愛かった。 いや、上空のカメラに萌えてないでステージの上ちゃんと見ましょうよ(笑)。 3:vivid colors 曲が始まる前にハイドさんがタイトルコール、した気がする。 わたし的には seven days以来…か?…ホントにそうか? - MC - さて。今日のハイドさんは、前出のとおり、パッと見た瞬間に、アリーナ、スタンド、ビューイング組も満足であろう問答無用なクオリティのハイドさん。 自然と、MCを聴く姿勢にも力が入るというもの(笑)。 自毛に編みこんだ長いエクステ、THEATERのときみたいなモール付のジャケットを羽織って、爪も綺麗に塗ってあるし(ラメ入りのマニキュアに見えたんだが気のせいか?)、メイクもバッチリ。 最初は帽子かぶってたかな? んで、MC終わった後くらいで脱いだような。 細かい編みこみいっぱいしてるから、けっこう頭皮が見えてて。あー、頭皮キレイだなーって(笑)不思議なところに感心した(笑)。 ケンたん。 ベージュ?てか、肌色(笑)っぽい柄のジャケットに、何故か帽子。 …雨対策?帽子が不思議な組み合わせだった。 カタギに見えない不思議衣装。しかし、何故似合う…。 ユキヒロさんは、L'7東京ドーム2日目のときみたいな、白いブラウスに黒のベストで正装っぽい感じのアレ。 赤絨毯歩くのがすごいハマるドレスアップぶりだったですよ。 テツくんはー…、髪が、中学生が風紀委員の先生に怒られて校則どおりの髪型に戻しました(笑)的な感じになってるのにあわせて、衣装も前よりは若干落ち着き気味?かな。髪に何もつけてないテツくんが新鮮だよ。 いや、でも、衣装、赤いんですけどね。 他3人に比べたら充分にカラフルだし、いろいろ賑やかなんですけどね。 赤いスカートっぽいものがひるがえってるのも見えた。 あと、…靴が、金ぴかのスニーカーっぽく見えたが。遠かったのでよくわかりませんでした。 つーか、ぶっちゃけ、このライブはあとから絶対に映像で見れるから必死こいて衣装は覚えなくてもいい…(acid ライブの場合は、映像が残らない前提だから必死になる理由もあるが)って、脳内でエンピツを持つ気は最初からありませんでした。 衣装的に、あえていうなら、ハイドさんとユキヒロさんは同一ジャンルといえなくもない。 しかし、左右の二人が、4人の衣装に統一感をもたせる気ゼロ(笑)。 つまり、いつものラルクアンシエルでございましたとさ。 無事に開催できた20thラニバーサリーという状況がとても有難くて嬉しいので、珍しく素直な気持ちでMC拝聴。 でも、どこのMCで何を喋ったってのは、もう、かなりごっちゃになってます。 サイアク、日付が違ってたりしたらゴメンナサイ(笑)。 「今日は、1998年までの曲をやる、ちょっとマニアックな日なんですけど。 …マニアが5万人集まったってことですよね」 ってな感じのことを。 あと、ここに来てるひとたちが5万人、中継で7万人?いや、足して7万?どっちだ? 「みんな、ラルクの曲聴いたら色々思い出すんでしょ? ラルクと一緒に歩んできたんでしょ?」 いえ、それほどでもないです。 きっと、どんなディープなファンだろうが。 ラルクとともに歩んできた思い出の量なぞ、アナタに比べたら、ホントにそれほどでもないです。と、マジレスしたくなった。 だって、冒頭で、若い頃からの色んな思い出写真が走馬灯のように(笑)出まくったばかりじゃん! あれを踏まえたら「いや、そんな、“いつもラルクとともにありました”とか、アナタがたの前では言えません」って思うよ!(笑) どんなにラルクを好きなファンであろうと、本人らが抱いてるラルクへの想いには、絶対かないません。 ラルクアンシエルというバンドに対するラルクアンシエルのメンバーの想いって、私はそういうふうに思ってますよ。 「雨、降ってますけど。 でも、この雨もね、演出なんで」 はいどさんかっこいい…! 「雨やんで、あとで虹が出るから。 ちゃんと調整しとくわ」キリッ ←(笑) いやー、まさか、この台詞が、伏線であり、予告だったなんて…。 「予習してきた?君らも大変やけど、やるほうも大変やで。 2日間で、かぶる曲いっこもないって、ラルク史上初ちゃう?」 そいつは確かにすごい…。 つーか、15周年ラニバのときは、かぶる曲あったんですか? (DVDじゃセットリストわかんないのー) ところで。 すみません、私、予習してないんですよ…。 『DUNE』の曲は、知ってるのはいくつかあるけどアルバム持ってないから(聴いたことはあるよ。持ってないってだけで。再販した時期にはラルクファンから片足抜けてたし、それ以前は入手しづらかったし)タイトル未だに一致してない曲ある(爆)。 『Tierra』は持ってるけど、さほど聞き込んでないから、たぶん聴いてもタイトル出てけーへん。 古いアルバムに限らず『AWAKE』も私にとってはそんな感じだから、ラニバ2日目もわかんない曲あるかも…。 でもさ、わたしの歴史において、わたしにとってのラルクの歴史が、そういうカタチで刻まれてきたってのは事実なんだし、それはそのままにしてラニバーサリーに臨むのも、ある意味で正しいんじゃない?って思って、今日ここに来たんだよ。 付け焼刃の予習なぞ要らん、わからないならわからないでいい。 それが私にとってのラルクなんだから、それでいい、…はず! それに、ラルクのライブは、曲を知らなきゃ楽しめない、なんてことないって、私、経験としてちゃんと知ってるもん。 うん、我ながら、なんという詭弁(笑)。 マニアックな曲?上等だ。 今日のライブで聴いて惚れなおしたら買うぜ『DUNE』! 改めて聴かしてもらうぜ『Tierra』! 矢でも鉄砲でも持ってこーい! 4:the Fourth Avenue Cafe …って、あれ? 全然マニアックじゃないデスよ…?(´・ω・`) いや、好きな曲だけど…。 15周年ラニバにおけるこの曲の衝撃度と比較したら(つーか、色んな意味で、あれと比べたらアカン!)、すんなり普通に受け入れてしまったネー。 5:夏の憂鬱 time to say good-bye これも、また火の富士急で聴いてるし、あんまりビックリはしなかったなぁ。 こないだ、FLA2で見たばっかだし…。直前にDVD見るんじゃなかったよ…、と、ちょびっと後悔。 シングルの、time to say good-byeじゃないバージョンだったらマニアックだったのにぃ。 …なんて、贅沢なこと抜かしてごめんなさい。 6:風の行方 やっと、ホントにマニアックになってきたー!(喜) ケンちゃんが このへんから、ライブとしてだんだん面白くなってきたように感じましたですよ。 序盤は、音的にもバランス悪い…?っていうか、落としどころがわからず模索してる感が…なんとなく…。 野外だから?雨だから? 理由わからんけど、聞く側も、ちょっと戸惑いがちで。 “この戸惑いは何か覚えがある…。 お正月の幕張メッセのライブも、こんな感じでライブが進行してって、1曲目の『あなた』始まりはすごくよかったのに、曲をかさねるごとに違和感が募ってって、不完全燃焼のまま終わってしまったのよね…” っていうような不安がよぎったんですが。 『風の行方』くらいから、「いや、今日はいい!このライブはよくなる面白いライブになる!」って確信が持てた。 さあ、来いやぁ!ラルク、かかってこいやぁ!(笑) 7:As if in a dream って、来たぁぁああああ! やられたぁぁ……やられた…。 …でも、正直に言うと、 このへんの曲に関する思い出を私はもっていないので、懐かしいというよりも、新鮮さと、私の知ってるラルクとのビミョーな馴染まなさも感じてみたりする…。 なんつーか… 過去は、遡って情報を取り込むことはできても、過去の時間は、どんなに頑張っても絶対に共有できないから、どんだけ手をのばしても、透明な壁があって近づけない感じがあるよね? こっちからは過去が見えるのに、過去からはこっちが見えないし。 こっちから過去が見えても、過去を変えることもできないし。 どんだけ頑張っても、絶対に関われない。 でもさあ、未来は、いくらでも、一緒に作っていけるじゃん。 どんだけ好き勝手に思い描く未来であっても、その未来を作れる可能性はゼロじゃない。 同じ時間、同じ場所をすごせる可能性はあるし、相互に影響はしあえる。 ライブって、すごく、そんな場所。 でも、過去は共有できないし変えられないから、その、手の届かなさ、太刀打ちできなさが、ちょっと悔しいなー… と、いうのがね。 一応、認めたくない本音(笑)として、ちょっとはあるわけよ(苦笑)。 でも、未来があるほうが、絶対にいいはずじゃん? これから一緒にいける未来があるのに、過去まで欲しがるのは傲慢だよね? 自分がそんな欲の深い人間だって思いたくないし認めたくない。 そんなに欲張りになって、どーすんのよ? た、たたた建て前じゃないもん、本音だし真理だもん(笑)。 えーと、だから、過去は、あまり見ないようにする。 過去は、過去を一緒に過ごした人たちのものでしょ? ―――ま、過去しか残ってないんなら、ずっとそれを大事に抱えてしまっておけばいいよって、上から目線で(笑)。 これからともにあることができない人が大事にしてるものを奪ったりなんかしないよって、勝者の余裕ぶって。 ホントは、絶対に奪えないものなのに「そ、そんなの欲しくないから!要らないもんね!こっちが持ってるもののほうがいいに決まってるんだから!」…みたいな。 こっちが勝ってることにして、後ろは気にしてないことにして、ひたすら前を見るんだけど。 …でも、未来が素敵とは限らないから(byハイドさん※)。 これから作れる未来が、もし、過去より幸せじゃなかったら…? …って… エンドレス&ループ(笑)。 もうね、どうしようもないことは、考えるだけ無駄よー?(笑) えーと、だから、なんていうか。 過去の曲を演ってんのを聴くのは、良いとか嫌とかじゃなく、ただただ、不思議な感覚。 そこにあるのに、手が届かないもの。 …ただの、過ぎ去った記憶の分際で!(爆) なんなんだろうね、この謎の敗北感… …って! 負けてへんわー!何を言わせんねんー!(笑) これもある意味、20年続いてきたバンドなんだっていう実感…なのかなあ? あははは。大変な長さだよね、20年ってのは。 ほんとーに太刀打ちできないよ…。 8:Dune もひとつ、来たぁああああ!(笑) ハイドさんが歌う『Dune』、ラルクアンシエルの『Dune』をライブで聴いたのは初。 このへんの懐かしい曲は、あとでまたあらためてじっくり聴きたい見たい。 ライブで聴けたという衝撃が強くて、鑑賞する余裕がないのが、もったいないね。 …とかいって、やっぱり、あんまり見たくはない、のかもしれないけど(笑)。 スクリーンに過去の映像を使っていたのは『Dune』でした? 長髪たらして上目遣いのハイドさんは、 初めてこのひとを雑誌掲載の写真で見せられた高校生のときの 「この手のバンドの良さはよくわかんないけど、確かにこのボーカリストはすごい美人さんだわ。三次元のボーカリストがこんなに美形なはずがない…」って気持ちを思い出した(笑)。 いやー…「この手のバンドにはまることはないな。ボーカルの顔がいいのは否定しないけど」と思った数年後に、何故こうまではまり込んでしまったのか…。 運命は不思議だね(笑)。 昔のハイドさんと今現在のハイドさんがかわるがわるスクリーンに映るの見て、…あんまり変わってないよなぁ…とオモタ。 間近でよくよく見たら、確実に時間の経過を感じさせる劣化は、たぶんあるんだろうけど。 でも、劣化っていうより進化のが大きいんだもんね、このひと(てか、このひとたち) 。 乱暴だけど、過去のハイドなんてただ若いだけじゃん(笑)くらい言っちゃえるよ。 だって、今のほうが絶対に魅力は増してるもの。 → next |
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