0809 fukuoka drum be-1
2003/08/09 [sat] ||||||| 福岡 Drum Be-1 open 18:00 start 19:00
福岡でライブを見るのは、地元が九州である私にとってはさほどトクベツという感じはしない。
でも、福岡でライブ見るのは確かに久しぶり。(去年、長崎で娘。見たけど/笑)記憶している限りでは、97年以来、福岡ではライブを見ていない。6年ぶりだ。うわあ〜。
いや、しかし昂揚感の原因は、たぶん違うところにある。
ワタシは、福岡でラルクのライブを見たことは未だないのだ。
しかし、今回、acid android のユキヒロを見に、関門海峡を越えることになってしまった事実。
ラルクより先に、acid で海峡越えちゃったよ、ってところに興奮していたのでしょう。
そして何より。
整理番号20番
最前列ユキヒロかぶりつきが約束された番号であると言えよう!
――――これが興奮せずにいられようか。いや、ない(反語)。
しかも、直前になって、さらに昂揚感を煽る
出来事が発生。
台風10号の接近。
ドキドキと興奮のピークを通り越して、むしろ公演中止の心配の域にまで達してしまうほどでしたが、影響は公演日の前日にとどまり、当日の福岡は嘘だろうってくらいの快晴。
前日の夜行バス夜行電車の運休にはかなり参りましたけどね(笑)。
でも、テンションをあげるのに、台風が一役も二役もかっていたのは事実。ユキヒロさんが、自然現象(台風)ですら、ツアーを盛り上げるのに利用しているかのようでした。
以上の内容を踏まえて、福岡レポートをご一読くださいませ。
ホテルへのチェックインを済ませ、着替えも済ませ、完全戦闘態勢。今回、ここ福岡でacid全国ツアー初日をともにするのは3人。合計4人のチーム(笑)となりました。チケットは2連番づつ2組に分かれてるのですが、整理番号10番(2連番)と20番(2連番)なんで、容易に、しかも最前で4人集合できるだろうことがほぼ確実なので、全員が全員、始まる前から体調おかしくなるくらいドキドキしてたと思う。
会場までは、地元民(…というにはちょっと福岡市から離れてるかな?でも地元って言ってもいいような気がする)の某amiさんの先導で移動。
角をまがるとユキファンのお嬢さんがたがたむろする空間がひらけていて、私はそれだけで「ああ〜ん、シアワセ〜〜☆」と挙動不審になってしまいました。いや、無理もないんです。
とりあえず、9月26日の in an alcove vol.3 のチケット抽選の紙を書かねばな!ちゅーわけで、受付のよーなとこに行って紙をもらいました。ちょうど65番とかそのへんだったので、仲間内とその周辺の方々を総動員して、何とか69番をGETすることに成功。このへんに、テツファンとしてのオノレのアイデンティティを見出すのは何か間違いですか?ワタシはそんな自分がちょっぴり愛しいです。
近くに物販があったので、ナニゲに目をやる。
手書きで(笑)このたびのグッズのラインナップが書かれてる。3つほど。
・Tシャツ
・パンフレット
・リストバンド
ふーん、そっか〜。なるほどね。
……って、えええっ!!??
――――みたいな感じで、一瞬そのことに気付きませんでした(笑)。
いや、“ツアーパンフレット”って何!?って。
Tシャツとリストバンドがあまりにも毎度のacidって感じだったので、ツアーパンフもナニゲに「ふ〜ん」って見逃すとこでしたよ!
何ですか、ツアーパンフですって!?
ツアーパンフと言やアンタ!写真がつきものっすよ!
しかもacidって、雑誌にも出ないし、アルバムに写真がつくわけでもないし、アー写といえばユキヒロ単品で「これacidっすか?ラルクじゃなくて?」な具合だし。今まで、徹底して写真というものが存在してなかったじゃん。
それが、ツアーパンフだよ、ツアーパンフ!!びっくり仰天したね(笑)。
入場開始までの間、近くの公園?みたいなとこで番号順に並ばされました。
並んでいる間に、前後の人々とお話しとかしちゃったり。 ん〜〜、なんでこう、acidライブ…ていうか、ユキファンのいる場所って、居心地がいいんでしょうか。普通にこうやって、見ず知らずの人と会話とかできちゃうんだもん。ミラクルだわ。たぶんTETSU69のライブじゃこんなことできん(ていうか事実ワタシは昨年冬のTETSU69ライブのときは誰と会おうともせず終始一人でいました/笑)
acid が九州で…というか、大阪以西でライブをするのは今回初めてなせいもあって、「acid のゆっきーってどんな感じですか?」
って聞かれたのです。地元福岡のユキファンのお嬢さん方に。
質問されたワタクシの答え。→「え?答えていいんですか?どの程度?ほっといたら止まらないですよ〜」(笑)
とりあえず「acidで真ん中にいるあの人をドラマーだとはとても思えない」「ちゃんと歌えるのか、とか、全然そーいう心配いらないから!」「すごい堂々としてるから!」「ていうかヤバイ」みたいなことを言った気がします(笑)。
入場。整理番号20番(※しかも10番11番の仲間内2名が先に入ってる)は、惜しみなく威力を発揮。
本日のポジションは。いわゆる、最前中央というやつ。
正確に言うと、4人のうちワタシは最前には行けなかったですけどね。あと1人分がどうしても取れなくて。しょーがないので、
同行の某まりちゃんのすぐ背後にいました。視界を遮るものは何もありません(笑)。
入場してから、開演時間までの1時間が文字通り死ぬほど長かった。
いや、だって、マジで、生命の危機を感じるほどにヤバカッタんですってば。
緊張しすぎて吐く!ってくらいおかしくなってて。ホントに気持ち悪かった。
たしかに、近年まれにみるほどに(もしかしたら自分史上、過去最高なほど)すごく楽しみにしてたライブだし、
いい場所だったし、誰もが羨むような状況、まさにそれだったと思うけど。
毎回こんなんやってたら確実に命が縮む。
あの、開演までの1時間は、もう二度と体験したくない(笑)。ホントに。
なんとほぼ時間どおりに開演。
とりあえずビビッた。なんか、時間どおりっていうイメージがなかったので…(笑)。
まず、ステージに現れたメンバーは、ドラムセットに着席したことから「ああ、この人がドラマーなのね」と(笑)。その程度の認識なんですけど。でも、第一印象 → 顔がイイ!!(笑)
いや、ふつーにキレイな顔やな〜、と思いましたよ。
思ってはいたけど、でも、ライブ始まったときは、いつ御大(ユキヒロ)出てくるかわからんかったから、あんまりちゃんとは見てへんかったってのが正確かも(笑)。
インスト部分でかなり長いことひっぱる曲(※『switch』ですね。当時はまだ曲とタイトルがまったくといっていいほど一致していなかったので/爆)に、「ああ、もうダメだ!今すぐユキヒロさん出てきてくんなきゃ死ぬ!死ぬ!ホントに死ぬ!もう心臓がノドまで出てるのよ!早く始まってほしいの!心臓飲み込みたいの!もうやめてー!焦らさないでー!!(涙)」と、まだ御本尊は出てきてないっつうのに、つつけば泣けそうな状態ができあがり。
この状態で、御大に出てこられたらどうなるか。
答え
↓
意識がホワイトアウト(笑)。
だって、不思議なほどに覚えていない。何故なんだろー??
というわけで。もう、思いついたこと(=強烈にインパクトを受けたこと)から、ばんばん書いていきましょうかね。
ちなみに、ライブ当日の夜書いたメモが参考資料です。
■ 至近距離で愛でるユキヒロ氏
まず、顔が小さかった…。
間近で見て「なんでこんなに顔が小さいんだよ!」って、かなりの衝撃を受けました。
あと、歯が綺麗でした(笑)。
って書くと、すごい、芸能人って感じだね(笑)。別に、彼のよーな人種を芸能人だとは思ってはいませんが。
でもホントに、芸能人(笑)必須条項の2つをユキヒロさんはカンペキにおさえてたのです。
それから、髪の毛が光にあたってすごく綺麗なの〜。
髪の毛といえば、髪の毛がしきりに口に入ってきちゃって、大変そう…というか、すごくエロティックだ…と思ったのは別にいけないことではないですよね?自然な反応ですよね?(笑)
それからもうひとつ髪の毛といえば。
髪の毛しばってるゴムまでキッチリ見えました。100円ショップとかでフツーに売ってそーな、ちょっと銀色のラメっぽい繊維(笑)が入ったよーなやつ。
あと、やたらと耳のピアスとかも目に付いたな。
――――何て言いますか。
何でこんなピンポイントで細かいところを色々見てるかって言うと。
最前という場所が思いのほか近くて、見ようと思えばホントに細かいところまで見えてしまうのです。せっかくだから見えるものは見ておかないと!ってのもあるし。あと、近すぎて全体像が掴みづらい(笑)ってのも事実。
ユキヒロさんに関して細かいとこは覚えてるけど、全体がどうだったとかは、あんまり(笑)。
■ 本日のお召し物
とりあえず、衣装は、ボンテージパンツ+巻きスカート。全身チェック柄、手には手袋(指先は空いてるけど)、見ているだけで今の季節には大変暑そうだが、今日、この距離でこの衣装が見れてホントウによかった!!と心の底から万歳三唱。
ギターに、衣装の、あの、たくさんついた布(笑)がね、ひっかかるのですよ。袖も長いし(そこがまたええのよね…/笑)、ギター弾くのも大変そうで。
でも、その大変そうな感じがまた萌え(笑)。
いちいちポイントを押さえてくれる人だわ、ホントに…。
■ 指
これもピンポイントなんですけど。
この人ホントに指が綺麗〜!!
綺麗っつうか、完璧。
右手の人差し指とか中指で、くいくいって客を煽る仕草を何度かしてたんですが、それがもー、ホントにかっちょよくてね!
煽り慣れてるよ!
今日このライブを見てる客はかなりの割合で初acid、初acidユキヒロを体験してるはずなんだけど、
もう、いとも簡単に火をつけた挙句に油そそいで強風おこしてますって感じ。しかも空気もめっちゃ乾燥してます?みたいな。もう、景気よく燃える燃える(笑)。
しかも、そのスイッチはユキヒロさんにかかれば指一本で簡単に入っちゃうんだよ。魔法の指だね!(笑)
あと、指で気になった仕草もうひとつ。
これも右手。マイクを持つ右手。気が付くと人差し指が立っててすごい気になったの。何だろう?クセなのかなあ…。
でも、たってるのが小指じゃなくてよかったよね(笑)。
■ 最前列なんだけど
もちろん近いんだけど、でも、Be-1、思ってたより中は広い感じだったし。あと、ステージと最前のバーの間がちゃんととってあって、そこに隙間があるのだ。その隙間をとおって、スタッフが、死にかけたファンの子を救出したり、チャーリーが写真を撮ったりしてました。
うん、チャーリーね(笑)。
ユキヒロさんをはじめ、メンバーには触れなかったけど、チャーリーの背中はバンバン触れました。いや〜、なんか、目の前にくると妙な嬉しさがこみあげてくるのね。「うわあ、ホンモノだ!ホンモノのチャーリーだ!!」って。で、つい触ってしまう…。
何故。
■ 初『ring the noise』
初めてだったの!ライブで『ring the noise』聴いたのが!
ていうかワタシ、acidのライブってまだこれが2回目だから初めてでも別に驚くほどのことじゃないのかもしれませんが(笑)。
いやー、でも、嬉しかったの!
自分が行ってないacidライブでも、客に『ring the noise』やって〜言われても「リハやってないから無理」って一蹴したことあったみたいだし(え?ワタシの記憶違い?)。何かこう…、スペシャル感を感じたのですよ。
というワケで。最初の音が鳴った瞬間、情けないほどの悲鳴をあげました(笑)。
この曲でのユキヒロさんのパフォーマンスがまたかっちょいい!
下手側のキシくん(この時点ではまだ名前知らなかったんだけどね)のほうをまったくチラとも見ずに正面を向いたままで、マイク持った右腕だけをバッとキシくんのほうに向けんねん!カッコイイ〜!!
よく当たらないよな(笑)。
キシくんとは、ライブ中、よくからんでましたね、ユキヒロさん。
まだこのときはキシくんがキシくんであるという認識もしていませんでしたが「いいなぁ、かまってもらえて…」と何度も思ってました。
――――いいなぁ…(笑)。
■ ラスト『enmity』
もうやめてとばかりに何回も何回も何回も繰り返される“Fuck!”の嵐……。
1時間半近くにおよぶライブで、いた場所が場所なだけに、かなり、生と死のはざまをリアルに感じる戦場のよーな状況だったのです(事実、何人かの子はスタッフによって救出されてました。意識はあるんだろうけど、目がうつろ〜な感じで危険極まりない状態でした…。そうなる前に自主的に避難する子もけっこういたしね。おそるべし最前列!)。
おそらくは、acid初体験の九州っ子が多く含まれていたであろう客サイド。…最前にいた我々も4人のうち3人は今日が2回目、1人は今日が初(初で最前だよ)、なかなかどうして、初心者同様といっても過言ではないです。そんな、迷える子羊どもの腹を素手でかっさばいて食らうかのよーに容赦ないナンバーでした。完膚なきまでに叩きのめされました。マトモにくらいました、acidユキヒロの洗礼を(笑)。
■ アナタは誰!?
と、いうような感じで。あんだけ攻撃的なライブを見せ付けておきながらですよ?
さっきのさっき、ついさっきまで、中指ガッと立てて「fuck!」とかゆうてた人がですよ?
アンコールで再度メンバー出てきて、ユキヒロ御大も出てきて、んで、洗礼後で完璧にacidユキヒロ信者と成り果ててしまった(笑)子羊チャンなお嬢さんらがキャ〜〜!!とか歓声あげるでしょ。
そんな中、突然
「福岡には車で来たんだけど」って話し始めたのだよ!
あのユキヒロさんがだよ!しかも今はラルクじゃないのよ、acidなのよ。
つーか、今の今まで凶悪なまでに恐ろしくカッコイイ、客を足で蹴飛ばすイキオイで徹底的にクールな様を見せ付けてた彼がですよ!
もう、ユキヒロさんが口を開いたその瞬間、今さっきまで目前(ていうかほぼ頭上?/笑)で暴れまくっていた、あのユキヒロさんのイメージは540度(※180度ではなく、まず360度=つまり一回転してます。それくらい勢いよくって意味/笑)違うものに変換されてしまいました。
ユキヒロさんがMCをしている…。
ステージのセンターに立って、一人で。
しかも、ほのぼのムードで。客と会話するイキオイで。
有り得ねぇ!誰だこの人!(叫)
きっと、この日この場に居合わせたすべての人々がそう感じていたに違いない(笑)。
■ 台風バナシ
ユキヒロ氏による夏休み絵日記風(※別に絵に描いたわけではないが何となく話し方がそれっぽかったの)MCを、思い出せるかぎり。
「福岡には車で来たんだよね。台風にむかって、時速200kmくらいで」
“時速200km”をうけて、客の誰かが「捕まるよ!」と声をかけた(笑)のですが、それに対してユキヒロさんはニッコリ笑顔で「そーだね(笑)」。
ひ〜〜〜!!愛い〜〜!!!(涙)
逮捕!逮捕せな!スピード違反っていうか、むしろ、それ以外の罪で!(笑)
「でも、途中、高速で足止めくらっちゃって。しょーがないから遊んでた。」
昨日、夜行電車&夜行バスの運休をくらって当日早朝からの移動を余儀なくされた我々。
その原因となった台風10号。
同じ台風をユキヒロさんも日本のどこかでくらってたのだと思うと…シアワセ…。
シアワセをありがとう、台風10号!
熱帯低気圧になって消滅してしまっても、君のことは忘れない!(笑)
「あ、トモくんは寝てた」と、下手やや後ろにいるトモくんを振り返って問い掛けるユキヒロ氏。何ていうか、メンバーのほうを見ながらMCをするという行為が激しく新鮮に感じられました。
ユキヒロ氏の問いかけにうなづくトモくん。「トモくんはそーいうの慣れてるから」。
…え?何に?(笑)車で寝ることに?どーゆう生活してんですか(笑)。
ああ、もしかしたら、全国各地のライブに機材車兼移動車で色んなとこ行ったりとかしてるってことなのかなー、と、そんなような解釈を勝手にしました。
が、しかし、やはり、メンバーをいじるユキヒロには腑に落ちない(笑)ものを感じる。慣れてない。MCをしているユキヒロ自身が、というより、むしろ、今まさにそれを見せられ聴かされている私たちのほうが慣れてない(笑)。
ここで、客から「ゆっきー、何して遊んでたの〜?」という声があがり、ユキヒロ氏が答えることには(ていうか答えるってこと自体に「ええ!?ユキヒロさん答えるの!?あなた、そういう人だったっけ?」ってさらにビックリするのよ/笑) →
「ショッピング」
はい、ここ重要〜。テストに出るよ〜。ユキヒロさんの答えは“ショッピング”。
皆で〜、ワンモア、セイ → “ショッピング”。
――――“ショッピング”……! (くどいですか?/笑)
言葉のセンスが、…胸を締め付けられるほどに可愛い!
客からはさらに「何買ったの〜?」。
→ 「本屋さんで『サイコ』の9巻買った。最新刊の。」
ワタシの記憶がたしかならば“本屋さん”って言った気がするのよ。本屋“さん”。ここも重要。
「昨日の夜、眠れなくて。もう5回くらい読んだ」
眠れないユキヒロに萌えると同時に「あんまり夜中に読みたい漫画じゃないなあ…」とか思ってました(笑)。
「そういえば、一人だけ飛行機で来たな。(※と言いつつ、自分の右側に立っているギタリストをピッと指差し)あ、こいつ、キシって言うんだけど」
ここで勿論すかさず入る、“キシく〜ん!”という客の掛け声。
ていうか。ユキヒロさん、話のついでに紹介してるね(笑)。
「こいつ一人だけ飛行機で来てんだよ。最年少のくせに」
ユキヒロ御大ですらも台風と戦いながら車での移動だったのに、若いもんが一人豪華に飛行機移動!コイツ、すげぇ!将来、大物間違いないな!
お客さんからは激しいブーイングの嵐(笑)。みんなきっと「ゆっきーが車だったのに何故!」みたいな。ステージ上手でナベさんもブーイングに乗っかってた。きっと楽屋でも「何でおまえが」「10年早えよ!」とか言われたんだろーなー。いじられたんだろーなー。いいな〜。
話をふるだけふっといて、ブーイングを起こすだけ起こしといて、ユキヒロさんはMCを終わらせたかったのか「ま、いーんだけど」みたいな感じでスゴイ強引に話を終わらせました。
■ アンコール
「ほんとは新曲とか作ってやりたかったんだけど」
そんな!そんな勿体無い!めっそーもない!
ツアー初日からそんな、しかも初上陸の福岡で、こんな遠く離れた地で新曲披露なんてしてくれなくてもいいよ!充分めいっぱいだから勘弁して、もう!(笑)
「新曲やりたかったんだけど…無理でした」(ここで客の「ああん、ゆっき〜v」的な笑いが起こる。愛されてるなあ、ユキヒロさん。
「アンコールは…人の曲なんだけど――――、プロングって知ってる?」
このときのワタシの心の叫び。↑ ユキヒロさんが「知ってる?」って問い掛けてくれた…vv
ユキヒロさんに優しく問い掛けられたからではないと思うのですが、いまいち反応のニブイ客に対して、これまた親切に、ユキヒロさんは「zilch のベースの人がやってたバンド」と解説をしてくれて。それで、かなりの人が「ああ…!」みたいな。好反応。ワタシ含め。zilch は知ってるでしょ〜。hideがやってたバンドでしょ?
しかしユキヒロさんは驚いたのか。下手後ろのトモくんを振り返りながら(MCんときはよく後ろを振り返ってましたね、ユキヒロさん)客の我々を指差して「知ってるんだ〜」って。 別に意外でもないと思うんだけどな、zilch の認知度。
そしたら、直後、わかりました。
ユキヒロさんが何で、我々が zilch を知ってることに対して驚いてたか。
前向き直って、今度はトモくん指差しながら(キシくんだったのかもしれない…。どっちだったっけ。でもたぶん、トモくん)「こいつは知らなかったんだよ」って(笑)。
ああ、だからなのね。
トモくんが知らなかったものを、みんなが知ってたから、びっくりしたんだね。ていうか、たぶん、トモくんが知らなかったって事実に改めてびっくりしてたのね(笑)。
「ま、まだ若いからしょうがないけどねー」って。
いや、ちょい待った。若いとか、それは理由としては違う気がする(笑)。ていうか、zilch は知ってたんじゃないの?知ってるだろ、きっと。で、zilch のベースの人が前にやってたのがプロングだってことを知らなかったんじゃないの?
「ナベくんが、ベース弾くから」
……えっ!?何!?ベース!?キャーッッ!!ナベさん〜〜!!!
――――って、あれ? zilch はもういいの?(笑)
ちゅーわけで、プロングのカバーを1曲。
すごーく、カンペの存在を感じずにはいられない視線の落とし具合でした(笑)。
「次も人の曲なんだけど…。デフトーンズ」
客、今度はすばやいレスポンスで“キャー!”と歓声。
「知ってるんだ。(※ここでまた後ろを振り返りつつ)知ってる?(笑)」 → トモくんは「知ってるよ〜」てな具合に苦笑しつつうなづく…みたいな感じ。
しかしなんていうか…、MC上手いな、ゆっきー(笑)。
とつとつと喋るわりにテンポは悪くないし。「ああん、ゆっきーったら可愛い☆」なお客さんだからかもしれないけど。でも、
なんといっても、メンバーをうまくからめてるのよ!いつのまにそんなワザ習得したの?
デフトーンズは、タイトルがね、なんか長くて。それ言うときのユキヒロさんが、すっごいカンペ見ながら(笑)、あれは絶対ひらがなで言ってたと思う。
そんなユキヒロさんが、みんな“大好きです”って感じの場内。
誰も予想してなかったけどね、こんなにMCするユキヒロ。
なんか、ライブ本編で“ギャー!!!”ってイカされて、アンコールMCで“ああん可愛い☆”って溶かされた感じがする。
おそるべし、ユキヒロ二元攻撃(笑)。
終演後は、とにかく
・やっぱacidユキヒロかっこいいよ〜!!
・ゆっきーが喋ったよ〜!(しかもたくさん。しかも可愛い)
・身体が痛いよ〜!(仲間内全員、体のどこかしらにアザができている)
――――以上3点をかわるがわる言うてた気がします(笑)。
あ、でもワタシは、戦友と盛り上がるその前に、会場を出て目に付いた長蛇の列で、開演前に知った“ツアーパンフ”の存在を思い出していてもたってもいられなくなり、仲間内に「物販並ぶから!じゃ!」と別れを告げ、一人物販最後尾へ…。
acidツアーパンフへの情熱は、ライブ直後ですら、仲間との協調性を欠かせるのね(笑)。
リストバンドと、ツアーパンフを4冊ほど購入(※全部自分のってわけじゃないから!)して、仲間内と合流し、夜の街をおかしなテンションで闊歩し、打ち上げによさそうな店を探すが断念。
バスに乗って博多駅まで戻って、最初は
ワタシの行き着けのお店…地下2階にある店だったんだけど、ここに行くつもりだったのが、こないだの水害の影響でまだ休業中って看板が出てた(苦)。
それで別のお店を探してたら、外に出てるメニューに“淡雪豆腐”っていうステキなネーミングの料理があったんで即断即決で「よっしゃ、この店にしよう!」「わー!ユキユキ〜!!」って店の中へ…。
完璧に、祭りです。
乾杯して料理つつきながら、主にさっきの3点(acidユキヒロかっこいい/ゆっきー喋ったよ!/身体が痛い!)を繰り返しつつ、シアワセ…!にたどり着くことの繰り返し。
そういえばこのとき、誰だったかに、「アナタの感想が是非聴きたい」とか改めて聴かれたんですよ。何でなんだろう(笑)。
なので「あ〜、でも、これ言うのちょっとヤバイかと思って言わなかったんだけど」と断った上で、
「ライブの最中、長〜いマイクのコードをあやつるゆっきーを“女王様の鞭…”って思いながら見てた…。ごめんなさい」言うたら、「わたしも!」「だよね〜!」という返事が返ってきて、すごい安心したと同時に、さらに祭りはヒートアップ(笑)。
ホテルに帰ってからも、部屋(2人づつでツインを二部屋とってました)でおもむろにツアーパンフ見て、ぎゃー!!!ってなって。
内線電話で「ちょっと見た!?パンフ!パンフ!えらいことになっとんで!超色っぽいユキヒロがおんで〜!」って祭り再開(笑)。
まさに福岡の暑い夜、って。そんな感じの夜でした。
[2004.08.12 up]
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live 2003 ver.2 ■ 0809 | 0811 | 0825 | 0831 | 0916 | 0918 | 0922
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reported by TKSMnet | takasumi
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