acid android
17 March 2003
@ BANANA HALL / OSAKA


思えば2001年、acid android初のライブを断念してから今日の日を迎えるまでの長かったこと…。
ユキヒロさん観るのは、昨年4月のCROW以来なんで、約1年ぶり。最近、LE-CIELの会報の写真とかくらいでしか見てなかったからねぇ…。
写真で見ると、髪がずいぶん伸びてらしたので、それ実物見るのもちょっと楽しみにしてました。

acid android は音源がCDで出てるわりに、実はわたくし、曲とタイトルがまるで一致していないという不甲斐なさなので(爆)、レポートを書く上での困難さといったらCROW(=曲のタイトルが全然わかんなくてレポートどころかセットリストもわからない…)に近いものがあります。
まぁ、セットリストetc.はユキファンの方がきっと何処で書いて下さってるでしょうから、そちらにおまかせして!うろ覚えっぷり本領発揮で、ライブレポートというにはあまりにあまりなシロモノをお送りいたします(……っていつもそうか)。


初acid。
てゆーか、オープニングSEだけで腰が砕けるくらい「うわ!やっぱし acid android の音って好き!」て自覚したよ…。
なんかねー、骨身にしみるよーな(笑)金属的な音が好きなの〜。
ディストーションばりばりにきかせたギターの分厚い音も好きなの〜。
限りなく続くループとかも大好きなの〜。
ワタシの好きな要素がたくさん入ってるのですよ、acid android て。だから、オープニングだけで「うわ!ヤバイ!かっこいいよ、どうしよう!」って激しく動揺した…。


バンドメンバーが先にステージにあらわれて。
おっかしかったのが、ドラムの人が、座ってるからワタシのとこからは全然見えないんだけど、ハイハット叩くとき腕の先だけ見えてて妙なの。スティック回したりとかもしてて、その瞬間「あ、もうユキヒロさんではありえない」(笑)みたいな。
さて。ユキヒロさん本日のお召し物。
アタマに赤いバンダナ巻いて、黒っぽいインナーに白系のジップアップ?パーカーみたいなのをあわせて、右腕にはリストバンドと、右手に手袋。この手袋が、めちゃめちゃかっこよかったの!拳銃とか握らせてみたいって感じ(笑)。
ゆっきー出てきた瞬間に、いわゆる黄色い声(笑)とか、悲鳴に近い歓声があがって、なんか懐かしかった…。だって、ゆっきー観るのも約1年ぶりなら、ユキファンと一緒にユキさん見るのも約1年ぶりでしょ?当たり前だけど(笑)。
ステージ真ん中、センターでスタンドマイクの前に立つユキヒロさんを見るのはワタクシ初めてでございましたが、TETSU69のときほどにはドキドキしなかったよ! それは私がテツファンだからなのか、それとも、マイク前に立つユキヒロさんの姿があまりにも堂々としていて様になっていたからなのか。妙にハマるんですね、この人…。悪く言えば初々しさのかけらもないとゆーか(笑)。
両手でマイクスタンド握る様は、ちょっと可愛いなって最初思っちゃったんだけど、 可愛いなんて、とんでもなかったね(笑)。かわいいとかゆって手ぇ出したら瞬殺される勢いのかっこよさでした。


なんというか…、「ホントにドラムが本業なの?」って感じ。なんでこんなにボーカリスト然としてるのだー!
バンドにおいてはボーカル以外のパートをしているにもかかわらず――――っていう、この驚きは、 未だかつて千聖くらいにしか感じませんでしたが、ユキヒロさん、千聖の上を行った気がする。ギター→ボーカルの衝撃より、ドラム→ボーカルの衝撃のが何かでかいし(笑)。千聖と違ってユキヒロさんTV出ないし。
なんか、何て言うの?ギャップ?ギャップが大きいのよー。
しかもギャップ大きいのに、フツーに堂々とボーカリストしてるんだもん、この人。めちゃめちゃサマになってるし…。
一挙手一投足が(つっても脚は見えんが・苦笑)完璧にボーカリストしてました。もう、ライブマスターでしたよ!(笑)ライブ制してんのよ、この人!非常にわかりづらいと思いますが“ライブを制するボーカリスト”として思い出すのが『69/99』においてファンを制するウツ・笑)
ゆっきーはライブにおいて全ての音を制してるって感じがすごくしたなぁ。
だって、実に完璧なタイミングで腕をばしっと振り下ろしたり、拳銃撃ったみたく跳ね上げたりするもんだから〜。
たしかに、そんなのはボーカリストだったら誰もが軽くやるよーなことなんだけど、ゆっきーの場合はそれがすごい綺麗なの。神の領域的タイミングとスピードでジャストにハマるの!動きによどみがないせいかなー…、こう…、すぱーん!と。水をも断つ勢いで(笑)決まるもんだからたまらない。感動的なくらい見惚れましたです。
――――あ。見惚れるほどの腕の動きはもしかしてドラムを叩いているが故かしらね?(笑)
腕が。とにかく上肢の動きに魂抜かれたのですけど、別に腕に限ったことではなく。とにかく立ち居振舞い全般がいちいちかっこいい。TVで真ん中に立つと挙動不審感をぬぐえない某リーダーとはえらい違いだ…(超禁句)。
ボーカリストって。歌は勿論、はずせない重要ファクターですけど、ライブで人前にたつ上でのパフォーマンスとかもすごく大事だと思うのです。客の煽り方とか。
ゆきひろさんはその部分がすごく上手だ…(あ、言っておくけど歌に問題があるって言うてるわけじゃないよ・爆)。
ドラム叩いてる時もそれは思ってたけど(何しろユキヒロさんたら「ぎゃー!ゆっきー!」って叫ぶポイントを作るのがお上手で。おかげでワタシはライブで「テツさーん!」とか「てっちゃーん!」とか叫んだ回数よりもはるかに「ゆっきー!!!」って思わず叫んでしまってます)、こうやって真ん中でマイク持たれると、ホントにそーゆう才能あるんだなってよくわかる。

『double dare』がライブで聴けただけでも私は大満足です。
大好きなんよー、この曲。CDで聴いただけでも力抜けるくらいかっこよくて、すごい好きな曲。 ライブだとCDよりも全然、もっと思いっきり音が重たくて、たまらんかった〜。この曲だけでもまた聴きたい〜。
それから、『irritation』も聴けて嬉しかったな。
なにしろユキヒロさんの喘ぎが(爆)。でも、この手の曲はわりとうつむいて&背中を丸めて歌われてたので、ときどきほんとに姿が見えなくなることがあってちょっと寂しかったわ〜。
あと、ライブいって思ったんだけど、シングルCDに歌詞を明記しなかったりする点、ライブにおいても歌詞…ていうか、曲におけるボーカルのしめる割合が一般的なアーティストに比べて低い気がする。 “ボーカルも楽器のひとつ”的な感覚がすごく強い。
それと、あんまり自信ないけど、たしか 『interwine』。リズムの刻みがメロの倍、みたいな感じの曲。聴いてて jungle 思い出した(懐)。
『unsaid』。ライブで聴くと、延々と続いてるループの上に色んな違う音が次々かさなってく曲の構成がCDで聴くより顕著に耳に入ってきて「あ〜、すごくシーケンサーで打ち込みしてみたい曲」と思わずにはいられなかった…。この曲コピーするの楽しそう。

総じて。Oblivion Dust とか、CROWとかを好きな感覚に近いところで、ワタシは acid android の音楽が好きみたいです。
MC…と言えるほどちゃんと喋ったわけでもないけど、2,3回喋りましたです。
ボーカリストのユキヒロさんのあまりのかっこよさにメロメロになってましたが、口を開くとやっぱり舌足らずで可愛いゆきひろさんだったのでやっぱりメロメロになってしまいました。接続詞を逆接にした意味がないやん…。 やっぱりこの人はワタシの知ってるユキだわ!みたいな(笑)。
照明明るくなると、顔、表情まできっちり見えるくらいで。そんときも「うわ、ホントにホンモノのユキヒロさんや!」って感動した(笑)。あまりにもユキヒロさんだったので(意味不明)。
うーん…、会報とかで見る写真でのユキヒロさんと同じだったってこと。
実物を最後に見たのは1年くらい前だから、写真で見る最近のユキヒロさんのホンモノを見たのは今日が初?で。すごい、ほんとに今の“旬”なユキヒロさんなんだ!みたいな(笑)。
照明さん、どうもありがとう。

喋りと……それから、後ろで結んでる髪をときどき気にしてるふうな仕草が可愛かったなー。髪の毛が照明に当たるとすごいキレイな色に透けて、しかもすごいネコっ毛なのがわかる(笑)。なんかキツネの尻尾みたいだったなー(笑)。
あ、あと、耳に手をあてながら歌うのが何だかアイドルみたいに見えてちょっと困りました☆

8時15分くらいに一度終わったんだけど、アンコールにこたえて2曲?ほど演ってってくれた。
『amniotic』と、あと、1曲…は何だろう(爆)。てゆーかユキヒロさんが「『amniotic』やります」て言うたんだけど、全然何言ってるかわかんなくて感動した(笑)。
しかし、意地でも『amniotic』を最後にしないあたりがすごくユキヒロさんやなあと妙に納得でした。



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