|| TOUR 2008 L'7 〜 Trans ASIA via PARIS 〜:Taipei, Taiwan 中山サッカー場 [台 北] 2008/04/26 Sunny Day 2008年4月26日。 …の前日に下見に来て、入り口からこっそり中の様子を伺いつつ、「あ、97年のライブで来たときとステージの向きが逆だ」とか考えたのって、日本人どころか台北・台湾の人たちひっくるめても、きっと私一人だ(断言)。 10年と11ヶ月前。1997年5月27日28日に同じ場所であった2Daysライブ(…TKパンパシフィックツアー…。ツアーといいつつ台北でしかやらんかったのが謎。)に参戦してた人間で、2008年4月にラルクを見に此処に来た人間なぞ、絶対おらんて。 こうして、このスタジアムにまた来ることになろうとは。 ラルクアンシエルのライブで、台北に来ることになろうとは! 思ってもみなかった… …けど。 でも… 1月の名古屋レインボーホール(じゃなかった、ガイシホールか)で、ツアー日程の中に台北がふくまれてるのを見たときから ――― 私は絶対に台北公演に行くだろうと、根拠のない確信を抱いておりましたよ…。 フフ…。┐(´ー`)┌ 開場時間の6時を少し過ぎた頃に会場へ。 …言葉がわからない&会場入り口の案内に何が書いてあるのかわからない…、というのは、実にアウェー感たっぷりです(笑)。 「この“販”って書いてあるとこがグッズ売り場だと思うんだよねー」…と、同じ漢字圏であることに感謝しながら、“販”と書いてあるあたりへ。 ちなみに“販”は、3時間ほど前までは、学校の運動会における救護室か何かのよーに日影で休憩するファンで溢れていた(笑)白いテントの下。 まったく予想できなかった台北におけるグッズの値段は、日本とあまり変わらない…か、若干安め。 値段的には全部買ってもオツリが来る(※4000NT$くらい持ってました…)安さで助かったんだけど、困ったのは、…品物が並べてない点。プライス表は出てるんだけど、モノがない。 …言葉の通じない国での買い物は、指差し確認で乗り切ってるんだけどな…(笑)。指差しする商品がないよ…。 隣のテントでは、ラルク台北公演を記念しての『KISS』限定版をはじめとしたCD、DVDの販売が売られてたので、とりあえずそっちに列に並んでみる。 夜市みたく(←夜市、行ったことないくせに)屋台が立ち並ぶ会場北側の歩道に15分…20分は並んだかなあ? 限定版についてるポスターは、わりときっちりしっかりしたポスター(笑)で、ひと安心。 『KISS』限定版、お値段は400NT$なり。 …つーことは、日本円で1400円弱。 台湾は、CDとかDVDが安いってガイドブックに書いてたけど…、ホントに安いな! 他のCD、ラニバDVDとかも売ってて、限定版ってわけでもないから買わなかったんだけど、 日本の半額程度で買えるんだったら買っておけばよかったかな。 『KISS』限定版を無事に購入して、さて、グッズです。 グッズが欲しいのです。 だがしかし、先ほどまでは確かにあったプライス表のボードが無くなってて、販売してる人も見当たらない…。 んん〜? おかしいな? 反対側のテントには、まだプライス表のボートが立てかけてあって、何やら、芳名帳に名前を書く出席者よろしく、名前と電話番号と思しき数字を、なんてことはないフツーの白い紙に書かせる…、という謎のやりとりが行われている。 …う〜〜ん…。これは…何?…何が何だか、状況がわかんない!(笑) ほんの1時間ほど前に合流したばかり(色々とありえないタイムテーブルw)の、本日の相方、某esさんが、テントで受け付け?してるスタッフ(当日バイトで来ました!的な若い子)に、華麗な英語で質問してくれました。 すっげー! 喋れるって聞いてはいたけど、ほんとにふつーに喋ってる〜! 喋れる事実にものすごく素朴に感心し、英語が喋れる連れがいるというのはこんなに頼もしいことだったのねと感動し、しかし自分で英語を喋れるようになりたいとかいう思考にはやっぱり至らず(笑)、すっかりお任せしちゃいました☆ 話によると、パンフレット購入希望者にはここで名前と電話番号を書いてもらって、2週間後くらいに届ける…ということらしい。 え…? 何それ(笑)。 えーと、えーと、ここでは住所は書かないってことは、あとから電話がかかってきて、そんとき住所を言うってこと?お金は代金引換とかになるのかな? つーか、この紙、めっちゃフツーの白紙なんだけど大丈夫なの? パンフレットは置いといて、台北でしか買えないリストバンドとTシャツは?どこで売ってるの?…と聞いても、そのスタッフの子は分からないらしく、明確な答えは得られず…。 謎は謎のままだけど、とりあえず見渡してみても売ってる場所もないし、ここにいても状況は変わらないし、もしかしたら会場の中で売ってたりするかもだし、というわけで、いったん諦めて入場待ちの列へ並ぶことにしたのでした。 延々と ――― ホントに延々と並んでいたAブロック入場列。(※VIP席専用の入り口はなかった) あともう少しで会場に入れる…というところで、先ほどからスムーズに入場できていたBブロックの列のほうを誘導される。 勿論、何を言っているのか、言葉まったくわからんです(笑)。 しかし、チケットを見せた上で別の入り口を誘導されてるので、入場口が別でも中で合流できるとか、そんな理由なんだろーな、ということは何となく察しはつく。(言葉がわかればもっと早い段階でBブロック入場口からでも入れると知ることができたかもしれない) どうやら、ペットボトルの持ち込みは不可らしい。 水分補給はライブが終わって会場の外に出るまでお預け。 Bブロック入場口から、チケットを見せてAブロックエリアへ、さらにVIPエリアへ ―――。 何と言うか… チケ代ケチってAブロックにしたりしないで本当によかった と、心の底から思った(笑)。 だって、AとVIPの間に、わりと隙間があったんだもの。(開演まであと1時間あったからかもしれないけど) Aブロック最前とVIPエリアを隔ててるフェンスは、手も足も出せないほど目の細かいフェンス、つーかバリケード並。 …気持ち的にしんどいと思うんだよねー。 前が空いてんのに、前に行けないっての。 事前に公開されてた座席表だと、Aブロックの最前は、さも、ステージ花道に接してるふうで。 「これなら、Aブロックの最前下手がわ端っことかならテツくん至近距離で見れんじゃん?」とかって思ってたんだけど…。 実際は違ってた。 上手側がどうなってたかは知らんが、少なくとも下手サイドはステージ花道に沿う形でVIPエリアへの入り口があって、つまり、Aブロックとステージの間には、VIPエリアへ向かう道があるから、Aブロックの人はどこからどう観たってVIPエリアにいる客の向こうにステージを臨むしかないわけよ。 …Aブロック下手の最前にいたところで、悠々と目の前を横切って、より前方ステージ中央際へと向かうVIPエリアのチケットを持ったファンが…!目の前を…!! ※Aブロックのファンの目の前を横切ってVIPエリアに向かうのは、とっても気持ちが良かったです(←正直) ああ…、ホントに、VIPエリアのチケットにしといてよかった。 ていうか、日本じゃどう頑張っても自分の意志だけでこんな前に来ることできひんやん。 会場全体からみた“限られた席”度は、またハートに火をつけろ!のS席レベルか…それ以上か? また火の場合、S席どころかA席も抽選で、しかもどんだけ倍率高かったんだってくらいチケット取れなかったじゃん? でも、台北公演は、少なくとも即日完売もしなかったし。 海外からもチケット取れたし。希望どおりのVIPエリア取れたし。 観たい場所で観れる機会なんて、日本国内公演ではありえないじゃん。席順は運次第。 何日も前から並ばなくても…、そりゃ最前列中央とかに意地でも行きたいとかなら並ばないとアカンやっただろうけど、むしろ私が行きたいのは最前中央よりも下手サイド最前。 強い意志で台北遠征にふみきって、ホントウによかった私は間違ってなかったと、心の底から思いました(笑)。 当初の打ち合わせどおり(?)、下手サイドで可能な限り前のほうへ。 開演前の時点で、すでに前から3列目、ステージ端っこ花道の起点くらいのポジションにはいました。 別にフツーに、開場時間過ぎてから列に並んでもこんなポジションで見れるんだったら、私がもし台北市民だったとしても、並ばずに当日ゆっくり来るほうを選ぶわ何度でも(笑)。 …しかも、連れも私も、acid android のライブで培ったスキル(何のスキルだw)があるんで…、 あー、こりゃ始まったらあと2mくらいは中央よりに行けるな(爆)ってな感じで、開演を待つのでした。 芝のアリーナは、我々のいる最前のVIPエリアと、その後ろにAブロック。アリーナ後ろ半分がBブロック。 あとはスタンド席。 スタンド席は、普通に指定席だと思っていて、なんでスタンド入場口にも前日から入場待ちの列ができるんだろうと不思議に思っていたら、なんと実際には席なんかなかった!(笑)ただ、階段状の段差があるだけ。わー…、前に来たときはそこまで気付いて無かったよ。 ステージ真横やPA席の後ろなど、死角になる部分は入れないようになってるので、スタンド席は、まるで、いくつかの師団がそれぞれの位置について何かの布陣をしいてるみたいに見えた(笑)。 ステージセットはいたってシンプル。 スクリーンは上手と下手、両サイドにそれぞれ1つづつ。ステージ背景には無し。 ステージ背景には、スクリーンではなくて、なんというか…中世の地図っぽい装飾でバンド名が描かれたフラッグがはってある。 かなりくすんだピンク色っぽい感じの三角の旗が、セットの高いところにいくつも掲げられてる。 あー、そうそう、旗ね。旗がね…。 旗のせいか、コンセプトは“海賊”か“海軍”って感じがした(笑)。 ツアーグッズでタツノオトシゴがモチーフになってるやん。海軍のどっかの部隊のバッジとかにありそう。 折からの強風に煽られてまきついてしまった旗を、命綱もなしにセットを登ってスタッフがなおしていく様を見守り、ひとつひとつなおしていくたびに“おお〜!”とか歓声があがったりして、ライブ前から既に一体感(笑)。 ステージ上部に掲げられるはずであろう照明付きのセットの一部が、依然としてステージの上に横たわっているのを「あれはいつ上げられるんだろう…」と、思っていたら、開演時間がせまる頃にちゃーんと吊り上げられてった(そりゃそうだよ/笑)。 吊り上げられて初めてわかったのが、客席側とステージを隔てる薄い幕がついてたってこと。 ああ…、なるほど。 1曲目はそーいう演出なのね、seven days における『Farewell』なのね。 それにしても、強い風に煽られて幕がはためかないように、ずっと押さえておくスタッフ、かなり大変そうだったよ。 開演前のアナウンスは中国語。続いて普通の日本語でも流れて、ちょっとビックリ。まるで日本にいるみたいな、流暢な日本語。 この広い会場にどんだけ日本人がいるのか…、日本語のアナウンスを流す必要があるほどにはいない気もしたけど。 でも、ラルクアンシエルは日本のアーティストであるからして、日本語のアナウンスも、たぶん台湾のファンにとっては既に演出の一部として、ライブへの盛り上がりに一役買ってるんだろうな〜、と勝手に想像してみたり。 ――― わりと、オンタイムでスタジアムの照明は落ちました。 オープニング映像に、…素直に興奮した。 これから日本国内公演を観る方のために詳細は伏せますが(つーか、映像の詳細を文字では語りようがない/笑)、このライブが、単なるお祭・イベント的なライブじゃなくって、海外5都市を含めた“ツアーの一部”だってことを、実感させられた感じ。 すごく素直に「きゃーッ!ラルクだわ、ラルクのライブだわ!」ってなれたのは…、この日が初日だったせいか? それとも、初めて、日本以外の国でラルクのライブを観るから? それとも、台北では初のラルクのライブ、周りにいるファンの熱気にあてられてか? 1曲目は『get out from the shell』。 めちゃくちゃ久し振りのナンバーがキタ――(゚∀゚)――!! まぁ…、数時間前にリハで音を聴いちゃってたから、ビックリ度は実はアレなんだが(笑)、やっぱり、久し振りにセットリスト入りしてる曲って嬉しいのよー。(つか、ゆきひろナンバーが1曲目なんだね〜/喜) この曲冒頭の不穏げな音と、薄い幕に映し出されるメンバー(フロント3人)のシルエットの揺らぎ、ものすごい合う。 あ。そうそう。英語歌詞の、asian version のほうでしたよ。 メンバーと客席を隔てていた布が落ちて、エンジン音も高らかに『Driver's High』。これもリハで聴いてたね。^_^; メンバーの姿が現れて、も〜う、客のテンションあがるあがる…。(曲のせいもあるだろうけど) 個人的には、冬の THEATER of KISS で、ライブ序盤での『Driver's High』に慣れてしまった感もあってか、この位置でこの曲ってのは、わりとスムーズに聴けたかな。 いや、それどころじゃなくて! (つ´∀`)つ 置いといて… 幕が落ちて…、ビビッタよ。 すごいのよ。 すんごい近距離でベースの人が見えてんだよ! (´Д`)ハウ!! 去年のホールツアーでいちばん近くで見れたとき…(どこだ?広島…長崎かな?)のが直線距離的にはもしかしたら近かったのかもしれんけど、今回は野外でキャパも大きくて、相対的に…余計に“ものすごく近い”って感じがする。 それに、日本で同規模の野外ライブをするとしたら、ステージから最前列までの幅がもうちょっと広い気がするのよね。 ここ、最前列からステージの縁までがけっこう近いんだものー。代々木とかと同じくらいかな?もっと近かったか? グランドクロスの安比高原でA4ブロック(中央やや下手より)の前からだいたい3列目というものすごい好位置で見たことがあるけど、テツくんを見る位置として考えれば今回のが全然近い。(※安比高原はかなり中央に近かったので、テツ見エリアであると同時にハイド見エリアだったのです) ステージの高さも、安比より全然低いし(…って、9年前の記憶がどんだけあてになるかw)。 花道側に歩いてきて、いちばん距離が近くなった位置からだと、そうだな〜…、地下鉄のホームにたって、逆側のホームにいる人を見るよりも近かったよ! つーか「ウチのマンションの部屋の南ベランダ端っこから北側ベランダ端っこの距離よりも、今のテツくんと私の距離のが近いんじゃ!」(←どんな例えだそれは)とか思いながら見てました。 |
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